(´・ω・`)靴磨きの少年
近所であったと、知人から聞いた話です。
■その1:ブルーの探索事件
数ヶ月前でしょうか、ポケカの女の子カードが謎の高騰を見せていた時期がありました。
エリカのおもてなしSRやかんこうきゃくSRが値上がりしていましたね。マリィSR(シールド)が突然値上がりしたと思ったら、シャイニースターVの新マリィが発表されて下落したこともありましたが。
そんな時期に値上がりしていたカードの中の1つに、ブルーの探索があります。
(https://www.cardrush-pokemon.jp/product/6036)
ポケスペのキャラですね。なつかしー。
(1/30追記:『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』に登場する方のブルーらしいです。知らんかった……ありがとうございます)
さてこのカード、高騰の真っ只中にあって、近所では3.5k程度と良心的なお値段を保っていました。傷ありだったからですが……。
ある日のことです。
いくら安めとは言え傷ありでは売れないよなぁと思って見ていると、ジャージ+茶髪のカップルがご来店。そして彼氏の方が「あーこれこれ! これいまメルカリで高いんだよ!」とデカい声でのたまいながら傷あり品を状態ノールックで購入されていきました。
店員は渋い顔。軒先で転売話をされちゃあ、面白くないでしょうね。
で、数日後。
ブルーの探索を含む女の子SR相場は天井を迎えて下落。探索は美品でも2.5k程度まで下がってしまいました。
買った人たちどうしてるかなぁと思っていると、くだんのショップに奇遇にも購入者カップルがいたのです。
女「ちょっと、値段下がってるんだけど!? どういうこと!?」
男「……」
■その2:リザードンGX返品事件
これまた数ヶ月前の話。
ポケカコレクション界隈で人気なポケモンと言えばまずはピカチュウ、次いでリザードンでしょう。
旧裏の「かいりきリザードン」を筆頭に、かえんリザードン、リザードンUR、アートコレクションなど様々な高額カードが知られています。
英語名の「Charizard」に引っ掛けて「ちゃりざぁ」と呼ばれたりしてますね。
さて、何度もカード化されているリザードンですが、その中に「リザードンGX」というカードがあります。
(https://www.cardrush-pokemon.jp/product/2468)
女の子SRの暴騰と時を同じくして、実はリザードンの暴騰も起きていました。
一昔前は10万円もあれば買えたかいりきリザードンが数十万円にまで上昇したり。
数千円だったリザードンUR(BW)が数万円にまで上昇したり。
そんなことが起きていたわけです。
このリザードンGX(SSR)も一時期は10万円なんて値段をつけておりました。しかしその後、暴落とは言わないまでもちょっとお値段が下がり、いまでは5万円程度が相場になっています。
ある日のことです。
近所のお店で、カップルと思しき男女のうち、彼氏の方が店員と何事か交渉をしていました。聞き耳を立ててみると……。
男「以前にこの店で10万円でリザードンGX SSRを購入したが、使用しなくなったので返品したい(彼女の方をチラ見しながら)」
店「それは無理でしょ(冷静)」
恐る恐る彼女さんの方をチラ見すると、どうも激怒されているようです。
すげなく店員に断られ、お2人で退散する際にもずっと彼氏の方を睨んでおられました。
■その3:れんげきウーラオスSA事件
これは最近の話。
先日、拡張パック「一撃マスター」「連撃マスター」が発売されました。目玉カードはいちげき/れんげきそれぞれのウーラオス。
特に「スペシャルアート(SA)」と呼ばれる最高レアリティのれんげきウーラオスVMAXが人気なわけです。ウルトラマンアグルみたいでかっこいいですね。
(ポーズは《悪魔神ドルバロム》みたいですが……)
(https://www.cardrush-pokemon.jp/product/18261)
さてこのカード、初日は15kほどでしたがあれよあれよという間にお値段が上昇。1週間後には23kほどに達していました。
当然ながら近所のショップでも23kで販売されており、公式大会が近いならともかく初動を見ちゃうとこの値段で買う人間はいないよなぁ……と思っていたのですが。
客「これって、どうしてこんなに高いんですか?」
店「これはね……メルカリで高騰中なんですよ。まだまだ上がると思いますが、どうされますか?」
客「!? 買うしかない!!」
売れました。そんなことある?
なおその後、メルカリでは20k程度まで下落した模様。素人が買う時期が天井ってのは本当なんですね。
(しかし、株だったら適合性原則違反だと思うが……TCGだとOKなのは法律のバグでしょ)
■まとめ:カード投資って結局どうなの
<なんでも高騰した2020年>
2020年は、コレクションカードの値段が記録的な上昇を見せた年でした。
どうしてだろうとみんなして首を傾げていましたが、原因の大半はフリマアプリを介した個人投資家の参入に求められる気がするなぁ、と近所の話を聞いていて感じました。
彼らの大半は投資=短期保有なので、短期的に上昇したカードの値段は短期的に戻るケースが多いです。
比較的安価で状態も綺麗なものが揃いやすい新し目のカードに知識の足りない個人が殺到し、それによってマーケットに流入した資金がショップを介して全体に行き渡ることで、全てのコレクションカードの値段が上昇した。
と、理解するのが正しいのかなと自分は思っています。
ひかるや⭐︎などの古代カードの相場は戻る気配がありませんが……この辺は仕方ない。上昇し始めたあたりで、昔からのコレクターを含む知識のある人間が買い占めてしまっているので、もう市場に出てこないんですよね。厳しい。
<カード投資はお勧めできない>
上がった値段が落ちるときって、大量保有してる企業(あるいは大量の個人)が市場に売りに出すときな訳ですよね。
典型例が、最盛期は秋葉で35万買取だったステンレスガール。昨年の秋頃に、確かmagiだったかが25万円で放出し始め、そこを起点に値崩れ開始。現在は20万前後で取引されています。天井で掴んだ人、どうしてんやろな……。
こういうことがあるんで、投資するなら普通に株でいいんじゃない、と自分は思っています。待ってるだけで配当くれるやつあるでしょ。あっちのが良くないですか。
もちろん熾烈な争奪戦に勝利してピカチュウプロモを獲得するとお手軽にお金を入手できる、みたいなんはありますが、普通に働いたほうがマシでは。古物の税金関係、めんどくさいしな……。
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コメント
コメント一覧 (4)
何が違うのって話なんですが詳しく書くと長くなるので適当にwiki系見てもらえれば(簡単に書くとモデルが同じの別キャラ)
面倒臭いオタクしか気にしないと思いますが一応…
ありがとうございます。