(´・ω・`)ΑGITΩ




 




■あらすじ


仮面ライダーになった男、津上翔一。仮面ライダーになりたかった男、氷川誠。仮面ライダーになってしまった男、葦原涼。
彼らの人生は、フェリー「あかつき号」の海難事故、そしてアンノウンの出現をきっかけに絡み合う。



■オープニングテーマ








■明るい男、津上翔一


子供の頃見たっきりなんで、19年ぶりですかね。見ました。

見返して思ったのは、まず「翔一君って相当に五代を引き継いでいるんだな」という。ずっと明るく振る舞ってるとことか、まんまですよね。
今作ではだいぶキャラも増えたので、掛け合いとか料理パートとか追加されてましたが。割と前作を思い出すキャラだなーと感じました。多分これから、作品を経るごとにクウガ要素が減って、平成要素が追加されていくんでしょうね。

いやしかし、翔一くんって本当に能天気な人間でしたよね。後半、水のエルにボコられた後に「死ぬかもしれんしアギトやめたい…」つってめちゃくちゃ落ち込むんですけど、アレ見て「今まで死の恐怖とか感じてなかったんだ…」って思いました。呑気にもほどがある。

まあ、根が楽天家ですからね。終盤、互いにアギトの力を明かしあった後に「俺、2週間ぐらい海の中にいたってことだから…アギトになっていなければ死んでましたよ!」つってたのが、マジで翔一くんだなーという感じでした。




■不器用な男、氷川誠


「不器用」「無骨」だの、言われ放題だった氷川というか要潤。本当に演技がド下手だったらしいですね。まさかアギトの中で一番売れるとは…。
まあ、黙ってりゃイケメンだしな。しかし視聴中、回を追うごとに「無言で相手を見つめるシーン」が増えていったので毎回笑ってました。絶対セリフカットされてるやつでしょあれ。

北條透という対比先のキャラがいたのも良かったですね。エリートVS雑草みたいな。
氷川、現場からばっくれることなかったもんなぁ。ボロカスになるまで戦っては入院してましたよね。そのクソ真面目な性格ゆえか、豆腐を箸で掴まされたりテニス対決に巻き込まれたりしてましたが…あの辺はかなり平成の波動を感じました。



■翻弄される男、芦原涼


シナリオのややこしい部分を全部押し付けられた人。

見直して思うんですけど、ストーリーの消化だけなら、ギルスがいなくてもなんとかなりましたよね。3人目を出すなら、木野さんだけで良かったのでは感。まあ、スポンサーの都合とかあるんでしょうけど。

やーでも本当にいいことなさすぎて、見てて涙が出ます。恋人は離れていくし、途中で死ぬし(生き返るけど)、終盤で出来た恋人も死ぬし。あの終盤の追加要素、必要だったか?
Pや脚本家的には46話が最終話の気持ちだったそうなので、以降の追加要素は1本の映画ぐらいの感じだったんでしょうし、だから「各キャラの要素をもう1度出す」になったんでしょうけど。うーん。

ギルス、デザインがかなり生物に近くて目立ちますよね。アギト、G3-X、ギルスの装着変身は全部家にあったんですけれど、フィギュアで見比べると、やっぱしこいつ異様やなという感じでした。S.I.Cシリーズみたいな感じ。





■寒い国から帰ってきた男、木野薫


ジオウ以前に存在したアナザーライダー、木野さん。「ブラックジャック」ぐらいのイメージしかなかったんですけど、見直すとかなり好きになりました。

死んだ回のラストシーン、雪山からの下山がめちゃくちゃいいですよね。道中で「俺はまだあの雪山にいるんだ」とか言いつつ、自分以外のアギトを見た事がきっかけのアイデンティティクライシスと戦うあたり、大人になってから見返すとちょっと同調できちゃうなーという。子供の頃は意味不明でしたけどね。

まあでも悲しいよな。死なないと救われない人って実際、いるだろうけど。見ちゃうと悲しい。



■ストーリーは見返しても謎


アギトのストーリーって「人間の創造主たる闇の力は、光の力が人間に与えたアギトの力を嫌っており、アギトの可能性を持つ者=超能力者の殺害をアンノウンに命じる」みたいなやつなんですけど、これ読んでも理解不能ですよね。見ても理解不能ですけど。

いやー…なんかもっといい感じの話だったような気がしたけど全然そんな事なかったわ。わからん。
特に最終話、上空に向かってキック→爆発→1年後、レストランAGITO!!の流れを見せられた時は、流石の俺(とスタッフ)も宇宙猫になりましたよ。なんもわからん。すごい。

Wの終盤を見たときに「?????」ってなってたんですけど、あれの比ではなかったですね。平成2期、いろいろ進歩してたんだな…。

これ、現代人に見せても絶対わからんだろうな。僕らの世代はまだね、ムーとか飛鳥昭雄的なものに馴染みがありましたけど、今の人はもうないでしょ。
昔はねぇ、年末にたけしのしょーもない宇宙人特番とかやっててさ、たま出版の韮沢さんが金星人の住民票とか持ってきて、大槻教授と対決してたんだよ…知らない?そうか…。
つらい。



■X-MENとの類似性


終盤の「アギトは敵に回るかも知れない」みたいな下り、X-MENを思い出しながら見ていました。能力系を真面目にやるとこうなるよなぁ。木野さんがマグニートー化しなくて良かったね…。

まあでも力をもらったのが翔一くんじゃなかったら、どうなってたんでしょ。超能力犯罪なんて立証できないから裁けないし、やばいこと起きてましたよね。その辺を見たいならジョジョ4部なのかなー。







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