(´・ω・`)北陸…日本酒…
目次
■北陸エリア予選でbye持ちの選手同士がマッチングされた
■SKに対し、マッチング内容についての抗議が発生
■結局、運営側が抗議を受け入れて再マッチングに
■翌週の北海道大会ではbye持ち同士をあえて当てることはないと明言される
■所見
■余談:マイスターのマッチングロジックについて
■北陸エリア予選でbye持ちの選手同士がマッチングされた
■SKに対し、マッチング内容についての抗議が発生
■結局、運営側が抗議を受け入れて再マッチングに
■翌週の北海道大会ではbye持ち同士をあえて当てることはないと明言される
■所見
■余談:マイスターのマッチングロジックについて
■北陸エリア予選でbye持ちの選手同士がマッチングされた
11/23から始まった2019年のエリア予選。最初に開催されたのは福井県、北陸エリア予選でした。
ランキング上位の選手には1bye(1回分の不戦勝)が与えられており、一部の選手は2回戦からの参加に。
問題が起こったのは2回戦と3回戦のマッチングでした。bye持ちの選手同士がマッチングされたのです。
どうもbye持ちの選手が3人いて、「bye持ち VS bye持ち」と「bye持ち VS 下階段」という当たり方が、2ラウンド連続で発生したっぽいですね。
(※下階段・・・2-0の選手が1-1の選手とマッチングされるような感じのやつ)
大会方式はスイスドロー(同じ勝利数の選手同士をランダムにマッチングする方式)なので、理屈の上では全然あり得る話なのですが。
2018年のエリア予選でもbye持ち同士がマッチングされていた、となると話は変わってきます。
(おまけに、2連続で階段発生はちょっとな)
■SKに対し、マッチング内容についての抗議が発生
現地では、一部の選手がSKに対して抗議したとのこと。「こっちが真剣にやっているのに、どうしてまともにプレイさせてくれないんだ」というような内容だったみたいですね。
どうも、マッチングされたbye持ちプレイヤーが、互いに知り合いだったのかな。で、昨年も同じ状況が発生していたことから「運営に身内マッチングを強いられている」みたいな感覚が芽生えたのではないか…と思われます。
■結局、運営側が抗議を受け入れて再マッチングに
押し問答の末、運営側が一部の再マッチングを実施。会場はかなりざわついていたとのことです。
既に説明したように、理屈の上ではあり得る話ではあります。実際、運営側も選手に対してそう説明したようなのですが、選手側は「到底受け入れられない」として折れなかったと。
いくら確率的にあり得るとは言っても、非常に低い数字であることは間違いないですしねぇ。気持ちはかなりわかる。
■翌週の北海道大会ではbye持ち同士をあえて当てることはないと明言される
結局その後、「bye持ち同士は当たらない」という方針になったようです。
今日のエリア
— NJ/ENK (@busters_doruzi) December 1, 2019
1bye同士当たらないって!
今日1bye同士当たるんですか?
— NJ/ENK (@busters_doruzi) December 1, 2019
当たりませんって言われたし安心
これで当たったら破産
■所見
かなり微妙な話ですね。というのも「bye持ち同士は当たらない」と明言できる以上、マッチングをある程度操作できる機能がツールにあるわけで、北陸のケースは確率上の問題ではなかったということになります。
当初の運営側の説明と食い違ってる気が。
ちなみに、DM公式大会で使用されているマッチングツールは「TCGマイスター」です。
製品の機能を見ると、以下のような記載が。
Bye(シード)・不戦勝機能
参加者ごとにシード回戦が設定できます。対戦者数が奇数の場合は不戦勝対象者の選定を
システムが自動的に行います(スイス式)。また、シード時と不戦勝時の仮想対戦相手の
オポ(仮想不戦敗者の得点)をそれぞれ自由に設定できます。
おそらくですが、この機能を使って、byeを処理したラウンドのオポを低くしていたのかなぁ…と。
意図的にそうしていたのか、デフォルト設定から触らないとそうなっちゃうのかは分からんですが。
おそらくですが、この機能を使って、byeを処理したラウンドのオポを低くしていたのかなぁ…と。
意図的にそうしていたのか、デフォルト設定から触らないとそうなっちゃうのかは分からんですが。
■余談:マイスターのマッチングロジックについて
以下はスイスドローの実装の話なので、興味ない人は読むのが苦痛かもしれません。
本件とは全く関係のない話ですが、マイスターはまだ機能的に微妙なところがありました。その1つが「階段卓が複数発生する場合がある」です。
階段ってのは、上で説明した「2-0の選手が1-1の選手とマッチングする」現象ですね。特定の勝利数の選手が奇数だと発生します。
スイスドローは「同じ勝利数の選手同士を当てる」ものなので、特定の勝利数に対して階段卓は0または1卓しか発生しません。
つまり、「2-0の選手が1-1の選手とマッチングする」ような卓が2つ以上発生することは、原理的にあり得ません。
が、マイスターではあり得ちゃうんですよねこれ。今年の6月末の時点では、まだ修正されていないことを確認しています。
(その後、直ったんかいな)
マイスターを販売するシステム・フューチャー株式会社はこの現象を認識しており、「もし発生した場合はSKが再マッチングを実施する」方向で対応してくれと回答しています。
(同じく、今年の6月末時点での話)
おそらくマイスターに実装されているマッチングロジックは
①同じ勝利数の選手をランダムにマッチングさせる
②過去に実現している組み合わせがないかをチェック
③あれば①に戻る
④なければマッチング完了
なんだと思います。
推測ですけど、なんらかの要因で③の「再度ランダムにマッチング」の回数が増えると、メモリを食い過ぎるか何かでツールがクラッシュする可能性がある…んじゃないかなぁ。
だから③でループする回数に上限を設けていて、ループ回数が上限に達すると、「階段卓をあえて作る=まだ実施されていない対戦の組み合わせを無理やり作る」してマッチング処理を終了させてるんじゃないかな。
まあ、もう直ってるかもしんないので。心配な人は買う前にサポートに聞いてみてください。
別に直ってなくても大したことないっちゃないです。マッチング表を作るたびに、SKが目視で階段卓の数を確認すれば済むので。
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コメント
コメント一覧 (1)
仮にそれを有効にしてるのであればbye持ち同士がマッチングする可能性は高いと思われます。