(´・ω・`)danger zone





昔、近所の個人経営の店にKONAMIの営業が来たことがあった。営業に「何かご要望は」と聞かれ、適当な人生を送っていることで知られる店長のおっさんはこう言った。
「遊戯王に入れ込みすぎてニートになった連中を雇ってやれよ」

流石の適当さに俺は笑ってしまった。店長からしてみれば、客が定職に就いてくれないと困るという結構切実な願いだったらしいが。

自己顕示欲充足システムに飲み込まれる登山者と事故の危険性

何故ゲームに入れ込んでニートになるのか。それを考えていた時、webの海から救い上げたのがこのエントリだった。
曰く、登山の世界にもSNSがあり、そこへの投稿をきっかけとして危険な行為に及ぶユーザがいると。我々は底辺ユーチューバーを見て爆笑していたが、こっちはマジに遭難して死ぬわけである。ユーチューバーどころの騒ぎではない。

こういうのを見ると、承認欲求を野放しにしておくのは危険なのだなぁと再認識する。

実生活で満たされないリーダーシップへの欲望や、得られない尊敬を、自分の正体が分からないSNSの世界で満たそうとしているのではと勘繰らざるを得ません。

と書かれているが、その通りなんだろう。

こう書くと逃げるのが悪いことであるように見えるが、別にそうではない。何事にも限度はあるというだけだ。
仕事にせよ趣味にせよ、単一のコミュニティに漬かるのは危険である。同一コミュニティ内では自浄作用が働きづらい。はたから見たら明らかにおかしい事例でも、しがらみがあると指摘できなかったりする。外圧が必要な状況、と言うのも確かにありはするのだ。
特に、賞賛を直接受けるような位置にいる人間が危険である。賞賛を受けようとしてコンテンツにしがみつくパターンに陥ると、ほぼ自力では抜け出せない。


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