(´・ω・`)ベルリンの壁


 

■前置き
久々に西側の友人と通話する機会があったんですけれど、気になる話を聞いたので書き起こしておきます。


■聞いた話
西側全体というわけではなくて、あくまで彼が遊んでいる場所の話ですけれど、CSの定員が埋まらなくなって来ているみたいですね。
西側は非常にイベントが多いらしくて、もう毎週CSやってるってレベルなんですって。だから客を食い合ってしまっているのか、定員が埋まらない。

さらに、客の側も予約をしなくなって来ている。これは僕の推測ですけど、最近のドタキャン絡みの騒動が影響しているんでしょうね。
定員が埋まらないから、CSに行ったところでサポート賞品が出ないかもしれない。実際、サポート賞品が出ない大会もちょいちょい発生している。そういう状況だと、客の側は当日の集まり具合で行く/行かないを決めたいわけですよね。だから予約しない。予約した上で行かないと、ドタキャンになっちゃうから。

しかし予約をしてくれないというのは、イベント側は困るわけです。だって、X人集まってるからサポートOKっしょ!と言えないわけだからね。
かと言ってドタキャンされるのも困る。

ここまで読めば、運営経験者の方なら奇妙な点に気づくでしょう。そう、「どうしてサポートが下りないような状態のイベントが継続開催されているんだ?」ということに。


一昔前は、イベントの主催者は個人でした。有志が自分の財布の中身を賭けてイベントを開いてくれていたわけです。当然、人の集まらないイベントを継続開催することはできません。赤字でイベント開けるような金持ちはいないからね。

ですが近年、サポートの普及に伴ってイベントの主催は個人から店舗へ急速に移行しつつあります。店舗は個人と比べ体力がありますから、多少人数が集まらない程度なら問題なく継続開催可能。特に店でCSを開いているパターンでは客寄せにもなっていますから、人が集まらないけどイベントは続くという以前なら有り得なかった現象が発生しているわけです。

さらに状況を厄介にしているのが、一部FCの方針です。
あくまで聞いた話ですが、どうも人が集まらないにも関わらず継続開催を続けている一部店舗には「上司から開催を命じられている」という事情があるみたいですね。それで人が集まらなくてもクローズできず、結果としてイベントが乱立、客の食い合いに繋がっていると。

昔は客の数に対してイベントの数が少なかったので、なんだかんだ言いつつ多少アレなイベントでも成立していたのですが…今はもう客側が選ぶ立場にいるので、CSを開いたからと言って人が集まるわけではないようです。

…まとめると、イベ主催が店舗に移ったことによってクローズのタイミング(損切りライン)が変化し、特定地域内におけるイベントの合計定員数が客の数を上回ったと。んで、結果としてサポート不成立が増加していると、そういう話のようです。


■ドタキャン騒動の影響
上記の話を踏まえると、やっぱりドタキャンに対して罰則で対応しようというのはやや悪手のように思われます。前もちょろっと書きましたが。

CS:ドタキャンブラックリストを作ったイベに参加したよ

ブラリによる対応って、言わば客を追い出す方向の対応じゃないですか。2011年とかそのぐらいならいざ知らず、これだけイベントが増えてしまった現在、果たして追い出す側の対応を取ることが本当にプラスになるのか…と、今回の事例を聞いていて感じました。
都心部だとそれで問題ないと思うんですけどね、地方だとどうかなーと。

この手の話はやっぱり地域差があるので、全国一律にこうしましょうというのは難しいですよね。特に64人CSなんて、文化の違う旧DRのユーザも流れ込んでるような気がしますし。旧DRだと予約して行かないなんてざらにある話だからね。


■余談
サポートの人数制限のきっかけになったと言われているイベントも、西側の店舗主催のものでした。とあるお店が20人程度しかこない状態で継続開催してたら、3〜4回目あたりで「50人集まらないとカード配っちゃダメってことにするね!」と公式から発表があったんですよね。
基本的に、今はもう何かあれば公式が対応してくれるわけです。

先日のレターでも「ドタキャンダメよ」と旬な話に触れられていましたし、今回取り上げたサポート不成立問題についてもそのうち公式側が何らかの手を打つでしょうから、特に心配する必要はないかな。とは思うけど。
今後もイベントに関わりたいと思っている人にとっては関心事だよねぇというところで取り上げました。
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