(´・ω・`)剛撃戦攻と間違われることに定評のある剛撃無双



 

とあるインタビュー記事とそれに対する感想を読んで思ったこと。

■対象のインタビュー

 

■対象の感想



■俺の感想
個人的には面白い、いい記事だった。
ライター個人が売名行為をしたかったり自分の思いを振り回したかった…訳ではないと思う。理由は2つある。


俺もインタビューのケツはこう言う「自分の思い」を重めに取った書き方をするんだけど、なぜそうするかって言うと、インタビューされる側のためなんだよね。せっかくインタビューに時間を割いてもらった訳で、協力してくれた相手に対してはきちんと感謝を述べるべきだと考えている。その辺を怠って相手を不快な気持ちにさせてしまうと、それ以降協力してもらえなくなっちゃったりするしね。
だから、相手に喜んでもらうために自分の正直な思いを書くことはある。つーのが1つ。

もう1つの理由は、読者のため。
例えばこの記事の例でいうと、カイ・ブッディってのは結構昔の人じゃんね。だから「名前知ってるわー」ぐらいの人はたくさんいると思うけど、彼について具体的な情報を持っている人はきっとあんまりいない。
そこにいきなり「GPめっちゃ勝ってたんすわー」なんて具体的な情報を出しても、読み手側はなかなか消化できないんだよね。

「GP勝ってるってことはすごいんだよな…でも昔だろ…昔のこと知らないし、それに勝つだけなら運かもしれないし…」とかなんとか、ノイズの混ざった解釈になっちゃうんだよ。事実だけを単純に提示すると。
逆にコアな人が事実関係メインの記事を読むと「いやいやそんなことは知ってるよ」「今更何?」みたいな反応になってしまう。

そうしたアクシデントを回避するために有効なのは、今回の記事のような書き方だと俺は思うんだよね。ライターから(主観的な)事実の解釈方法を提示することで、読み手はライターがの思考をたどり「なるほどこういうすごい人なのね」と理解する。
漫画でもよくあるじゃん。特定のキャラの強さの裏付けとなるエピソードを提示するやつ。周りのキャラにスゲーって言わせてよいしょするんじゃつまんないから、ちゃんとエピソードと紐づける手法ね。あれと一緒じゃないかなー。

こうした理由…つまり、取材対象のため、読者のためという2つの理由によって、この記事は主観的な書き方になってるんじゃないかと。
まあ、この人の他の記事をしっかり調べてる訳じゃなくて、あくまで俺の経験上そうじゃねぇかな、俺だったらこうするよなって話だからアレだけど。

 
■反発の起きる理由
ただ読者のためとは言っても残念ながら万人受けする手法でないのは事実。
この手の主観的な書き方って、すでに自分の世界観や体験を持っている人からは拒絶されやすい。他人の主観と自分の主観だったら、普通は後者を優先させるよね。

だから例えば、この記事が「往年の名プレイヤーと若手のライターの邂逅をさらに別のライターが書いた」みたいな記事だったら、引用したツイートをされた方の反応も違ったんじゃないかと思うんだよ。例えば 「往年の名プレイヤーと若手のライターの邂逅をLSVが書いた」とかだったら全然違う反応になったんじゃない?
主観同士のぶつかり合いから生じた話なので、第3者を絡めることによって客観にしてしまえばブッディの偉大さを示すエピソードとして処理できてたんじゃないかなーとは思う。


■面白さの本質は何か


ここで指摘されているように、カバレージやインタビューの良し悪しは対象の面白さに左右されることが非常に多い。なんか知らんけど先3でミラクルコンボが決まり5分で終わり、とかいうゲームを面白く書くのは相当慣れているライターじゃないと難しいと思う。

けれど、棋譜だけ出して終わりにしようぜ!ってのも違うよね。本来カバレージの類ってデータだけ出されてもわからんからライターに噛み砕いてもらおうぜ、というところに本質があるはずで、おかしいのはむしろ現状の「文章の面白さでなく記事対象の面白さにアクセス数等が概ね比例してしまう」部分だと思う。
書き手が悪いのか読み手が悪いのか、はいまいちわかんないけど。読み手側の人数が少ないことに問題が起因するような気もしないではない。

結構長いことやってるはずのカバレージやインタビューというコンテンツ、実は大して議論が進んでないんじゃない?何が面白いのか、とかこのライターがいいよね、とかそういう。
読み手側のそうした議論がもっと盛り上がればなー、と、個人サイトで細々と書いてる身としては思うよ。でも読み手側の人数が少ないとそういう盛り上がり方って発生しない。

だから今回引用したツイートなんかは割と有意義な気はするんだけどねー。俺も触発されてこんな長文書いちゃってる訳だし。


■余談

 
と言いつつ。
言いたいことはわかるんだけど、カバレージでこういうことやるのはちょっとなー。
上でちょろっと書いたんだけど、重要なのは1に「取材対象に対する敬意」、2に「読者への配慮」なので。間違っても読者の都合を取材対象の気持ちや都合に優先させるべきではないと思う。俺だったら絶対にやらない。

伊藤さんのだらクソみたいな、なんかしらのテーマ記事を複数人に書いてもらうってのはいいと思うけど、多分ここで指摘されてるのは「事実関係をどう料理するか」ということに対する人気投票だと思うので、きっとそれだとダメなんだよなー。
難しいね。