(´・ω・`)でもデュエルに備えて遊戯王カードを持って行ったのは覚えてる 




高信頼かつ短時間で-自動車ならではのOTAソフトウェア更新技術

OTA=Over the Air、即ち無線による通信技術。これを使って車載のソフトウェアを更新するのがOTAソフトウェア更新技術。
イメージとしてはいわゆるアップデート。これまで自動車はスタンドアロンで動作していたために販売後のソフト更新が出来ず、最悪はリコール、またはディーラーにてリプログor部品交換の必要があった。
自動車においてはOTAによって、自動車のオーナーが寝ている間にソフトウェアをアップデートすることで、ソフトバグを解決可能と言うこと。テスラなんかはとっくの昔にやっていた記憶がある。



しかしこれまでスタンドアロンで動いていたものをネットにつなげるというのはリスクが伴う。ネット経由でクラックされる危険がある。ワイルドスピード8やターミネーター3の中盤のような出来事もあながち絵空事とは言えない。
海外だと、既に車をクラックしてる動画が上がってるんじゃなかったか。現行のスタンドアロンの車はほとんどがセキュリティのセの字もないはずだから、車内の通信バスに線を無理やりつなげるだけで割とどうにでもなってしまう。

OTAは車にとって結構画期的だと思う。今まで自動車業界は「士農工商メカエレキソフト」と言われるような序列が厳然として存在した。まあ、古くからある方が偉いってわけだ。
(エレキってのが良くわからんかもしれんが、こいつは電装品を指している)

その序列がひっくり返り、今後はソフトが開発の中心に置かれていくようになるだろう。またサーバとの通信など自動車外の技術要素が入ってくるということで、これまで自動車業界に縁のなかった企業が新規参入することになる。

特に今、自動車業界に先んじて通信要素を取り入れていた家電業界の経験者は引く手あまただろうなぁ。東芝の家電部門からは相当流れているはず。

更に言えば、今はカーシェアと言う概念が出てきている。車は個人所有のもの、と言う概念は古いのかもしれない。
必然、ここでもサーバとの通信などが絡んでくる。



…とは言いつつも、結局組み込みの仕事って減らないんだよなー。あんまり車の外に出ていくと競争が激しいし、勇次郎じゃないが「競うなッッ!持ち味をイカせッッ!」ってことなんだろう。
車載のマイコンの能力なんてたかが知れてるし。カーナビの処理速度が遅いのにイラついた人は少なからずいるだろうが、アレも高いCPUがコストの兼ね合いで使えないとかそういう妥協の産物だったような。

ハードももちろん進化してるしいつまでたってもこのままなわけじゃないが…どうなるかなぁ。
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