池の人が定期的にメディクリのデータ引っ張って話してたやつです。金払わないと見れないアレなので、データはともかくツイートだけ。
■池の人のツイート
各TCGタイトル現状(僕の知りうる店舗データを元にした物です。地域差と異論はあって然るべき)
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年6月8日
★デュエル・マスターズ
ゲーム環境は満足度が高く、商品にも非は無いが、去年の商材に人気がありすぎた為、昨年対比は二、三割ダウン。新種族も不人気だが、いずれ強くなるので将来に期待できる。
各TCGタイトル現状(僕の知りうる店舗データを元にした物です。地域差と異論はあって然るべき)
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年6月8日
★遊戯王
新アニメは良い出来だが、良い意味でも悪い意味でもガンダムにおけるGガンダムのような革命的な作品ではなく、話題性は大きくなかった為、販促効果は限定的。
売り場では現在、
続く
あるのだから、
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年6月8日
「遊戯王は昔から、こうして極端に売上が上がったり下がったりするもの」
なので、そういう意味では心配はない、と思うのだが、最盛期が過ぎたのは確かだと思う。
最大の問題は、遊戯王に依存し過ぎていた業界の体質であって、そのツケを払わされる事に耐えられる店は多くない。
各TCGタイトル現状(僕の知りうる店舗データを元にした物です。地域差と異論はあって然るべき)
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年6月8日
★ヴァンガード
テキストの読み取り方が解るユーザー以外にはハードルが高いので、新規ユーザーが入り辛く、先細り感。とは言えブシさんの看板なので、大幅なテコ入れが期待出来るのではないか。
取り扱う側のリスクも少ない。「仕入れ数を読み誤りにくい商品」というだけで、TCG業界的には有り難い商材。ユーザーとしても「タイトルが好きならばハズレ無し」という、投資に見合うTCG。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年6月8日
スターウォーズ参戦で、会社の上司とヴァイスで対戦?!なんて出来るかも。
既存ユーザーからは、パワーインフレと、激しすぎる新製品の発売ペースに不満&心配の声が。少なくとも「小学生向け商材」として相応しいペースではないが、それもこれも「絶対に駄目」という話ではなく「心配」のレベルであって、悪手とは限らない。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年6月8日
後年省みて、この時期がどう見えるか……
各TCGタイトル現状(僕の知りうる店舗データを元にした物です。地域差と異論はあって然るべき)
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年6月8日
★バトスピ
アニメ終了により「終った感」があるかと思いきや、ファンは根強く残っている。とは言えやはり、取扱店舗は減少傾向だし「ユーザーの残っているお店では活気がある」という状況
続く
「バトスピの番組をやっている事自体に意義がある!」と満足するなら、何も言う事は無いが、バトスピを広め、市場を拡大する為には、振り切った番組作りに賭けるしか無いと思う。保守に入るといずれ消える。バトスピには「こうじゃないと駄目だ!」と革命を起こせるリーダーが必要なのではないか。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年6月8日
そして彼らの努力と才能は報いられ、多くの場合、結果へと繋がった。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年6月8日
MTGの魅力は、今も昔も、「叡智によって作られ、誠実なメーカーによって運営された、大人が楽しむに相応しい競技」であった。
が、その「ブランド」がここ半年(一年)、急速に揺らいでいる。
続く
集合知VS開発の才能は、さすがに集合知に軍配が上がりつつある。これはある意味、仕方のない事なのだが、MTGに求められているのは「叡智のブランド」だ。それが危なくなっている。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年6月8日
早速メーカーは、世界的なトッププレイヤーを開発に雇い入れる、と公表し、信頼の回復に勤めているが
続く
「大会で結果を出す才能」あるいは「作られた物を評価実験する才能」と、「ゼロから1を作る才能」は、全く別だ。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年6月8日
人々を熱狂させる物を作るには、何処か狂った「正しくない」センスが必要。
果たして、MTGの叡智のブランドは取り戻せるのか、予断を許さない。
同じく、この三ヶ月間の、遊戯王は昨年対比52%と、去年の半分の売上に落ちています。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年8月3日
DMも70%。
三ヶ月は決して短い期間ではありません。この春の「全体即死攻撃」で多くの店舗が撤退を余儀なくされたと考えられます。
しかし特に酷かったのはこの三ヶ月だけ。7月からはある程度
続く
安定してきました。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年8月3日
取り扱う商品を、伸びているタイトルに注力出来たお店などは、七月から昨年並の売上が取れ始めたようです。
バディ120%
ヴァイス151%
ポケモン134%
(以上は同456月の昨年対比)
TCG業界全体としての数字はそこまで悪くないので
続く
ここからは、僕個人の感想。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年8月3日
3月辺りから、自分の知る範囲の情報から判別して「遊戯王は大体3割落ちているのではないか」と警鐘を鳴らしてきましたが、事実はもっと深刻でした。
五割ダウンは流石に驚きました…むしろ当時事実を知っていたとして、僕も事実を言う勇気があったかどうか…
続く
しかしぶっちゃけ安心しました。実は僕は、遊戯王がこんなに落ちたら、TCGユーザーそのものが居なくなる可能性があるとまで考えていたのです。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年8月3日
だけど皆残ってくれた。「一時的にでも、他のTCGをやってみて欲しい」と発信し続けてきましたが、それは間違っていなかったのだと思います。
続く
人が残っていてくれる限り、遊戯王もいつかは復活する見込みがある。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年8月3日
DMは低調の原因がはっきりしているので、心配はないでしょう。(仕切り直し弾だから売れなかった。)
TCG業界そのものは「全体即死攻撃」を耐え凌ぎました。耐えきれなかった幾つかのお店については、他人事に思えません…
バディファイト120%
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年8月8日
ヴァイス151%
ポケモン134%
バトスピ83%
ヴァンガード72%
以上は、4月から6月末の三ヶ月間の累計データ。全体としては83%。以上全て、売上金額ベースでのデータです。
事実は事実で、何らかのバイアスを掛けたデータではないと思います。
続く
デュエマはマイナスというより、「最近の弾は売れなかった」ですね。大会参加者等もあまり減っているイメージではありません。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年8月9日
遊戯王も「最近の弾は売れなかっただけ」と言いたい所ですが、「システムが変わったタイミングでやめた」という人は多いので、今後どの程度復活するか解りません。
これにより、昨年対比が下がっていたものと思われます。ヴァンガードは、初めて通常弾が300円パックになり、この売上もかなり良く、ラン(発売後の売れ方)も悪くなかったので、「調子の良いTCG」と言えそうです。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年8月9日
と、VGも実は昨対割れしていなかったらしい事が解ったので、メディアクリエイトデータによる現実的な結論は
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年8月9日
「TCG全体は好調だが、遊戯王とDmという二大タイトルがこの春、調子が悪く、特に遊戯王の売上半減が全体に壊滅的な被害を齎した」
だと思われます。
TCGその物は調子が良い。
メディアクリエイトさんの、7月のデータが発表されました!これにより7月のTCG商材の動向と、4、5、6、7月の4ヶ月の累計データがわかります。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年8月11日
業界の方は必見。価格以上の価値があります。生き残る為にはまず情報です!https://t.co/IEY1OlCu0R
で、先日、「ヴァンガードは三ヶ月累計で去年より3割近くダウンしてると思ってたけど、実は人気商品の『歌姫』の発売時期が今年は7月だったせいじゃないかな…」とお伝えしましたが、その通りでした!7月は250%!4~7月の累計ではほぼ100%でした。つまりヴァンガードは…普通に良い!
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年8月11日
遊戯王ディスってると言われたくはありませんが、他のを伝えといて遊戯王だけ隠すのも、逆に駄目なのでお伝えしますが……
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年8月11日
メディアクリエイトに寄ると、遊戯王の7月の昨年対比は51%と、4、5、6月の累計53%を更に下回っておりました。ガチです。商品の中身がどうとか、色々あると
続く
今や、遊戯王とDmの市場シェア率は、4ヶ月累計(短期間ではない)で、28%と23%。そして、遊戯王は4ヶ月連続で昨対50%台から抜けれないのに対して、Dmは復活傾向。7月は103%。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年8月11日
このまま行けば、間違いなく抜かれる。仮に8月が同様なら、五ヶ月累計で引っくり返るかも…
続く
そんな馬鹿な、何言ってんだ、ナンバーワンは遊戯王だろう、今までも、そしてこれからも……という「常識」は、過去のものとなりました。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2017年8月11日
僕も驚いてるんですよ。その「常識」に20年浸って仕事をしてきたんですからね!
しかし事実です。
遊戯王が!ナンバーワンTCGで、なくなる?!
・DM
散々言われてる通り、主人公切り替え+初弾があんま強くない+初弾のカードをプロモ化してばらまいたので余計売れてないのミラクルコンボで失速していましたが、直近では復調しているようです。
・遊戯
池の人が言う「スピリツ・オブ・ファラオの頃」は2004年ごろっぽいですね。13年前!
今年はルール改正以降ひたすらに低空飛行らしく、その影響か潰れる店も出ているようで。
・VG
まったく触ってないので知らんのですが、昨年よりちょい下ぐらい?周辺のプレイヤーが全員辞めちゃったんだよなー。
・WS
田舎では売れなくなってる感ありますけどね。近所で露骨に取り扱いが減ってる。
WS、友達と遊ぶ分には楽しいんです。遊戯とかもそうだけど。ただ友達と遊ぶだけならカラーコピーで済んじゃうし、大会行かないならカード買う意味ないってとこが多分いろんなもののネックになってんだろーなー。
・BF
アニメの方のキャラの扱いで怒ってる人を定期的に見ますが、どう捻っても怒る人は出てくるししょうがないのかなーどうかなー。今では池の人時代が最高だったとか言われててちょっと面白かったですが。
五角ドラムでしたっけ?あの辺の主人公カードを軒並みバディレアに押し込んでて売れなくなったとか、ちょっと子供向け商品と思えないぶれ方が気になるタイトル。そう考えるとコロコロってぶれないからえらいよなー。
・BS
BSどころかバンダイがカード事業から撤収しようとしてない?BSの新しい担当の人が経理畑出身と聞いてマジで…?と思っちゃいたんだが。
・MtG
最近よく爆発してるけど、消滅することはないでしょう。規模がどうなるかはよくわからん。
・ポケカ
運営が危機感を覚えていたらしく、去年の後半ぐらいからかなりテコ入れしてましたよね。その甲斐あってか昨対130%ぐらいとか。
■業界の動向
>TCG業界全体としての数字はそこまで悪くない
遊戯は死にかかってますけど、業界総体としては割りに元気らしいんですよね。
じゃあなんで店が死んでるんだよみたいな話しになるんですけど、数字の内訳がどうなってるかってとこですよね。
まず去年からTCG業界自体は割合に元気で、その辺の電器屋とかがパックを売るようになってたっぽいので、単に「TCGが売れてる=ショップの売り上げが伸びている」とならなかったんじゃねーかなー。
加えてメルカリ。
・完全にメルカリに食われる形のブックオフ。買取業界に訪れつつある悲観的な未来
「古物を買い取って売る」みたいな商売が崩壊しつつあるらしく、そこに遊戯ショックを食らって生き延びれなかった奴が死んでいった…みたいなアレなんじゃないのかなー。
俺は発送する手順がめんどくさい人種なんでメルカリ使わないんですけど、そういうのを厭わない人ならメルカリ使うだろうし。通販で買ったカードでデュエルスペース使われたりするとつらいよね。スペースがなくなったところで客はカラオケ行くだけだろうからなー。
CSとかもそうなんだけど、殆どの客にとって店ないし大会がつぶれるダメージってあんまないんだよな、実際。なんだかんだ公式さえ出れればみんな満足しちゃわない?
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