(´・ω・`)知り合いに聞かれたので




■SDガンダムフルカラー
1997年10月に始まったSDガンダムフルカラーシリーズをご存知の読者はいるだろうか。僕と同世代であれば、あるいは知っているかもしれない。

フルカラーシリーズはバンダイお得意のガシャポンシリーズの1種で、100円を入れて回せば手のひらサイズの精密なモデルが手に入る。
実際のところ、初期のモデルはあまりディティールに凝っていないが…それもすぐに改善されたので、この説明で良いだろう。当時の僕は、こいつを集めていたんだ。

そのSDガンダムを改造し、「SDガンダムヤヤカドー」(フル可動じゃないって意味さ)というタイトルでHPに載せていたのがKanjuさんだった。

SDガンダムヤヤカドー

現行のKanjuさんのブログ、「モノーキブログカード館」にカード館とわざわざ記載してあるのはこの頃の名残だろう。最初はこうした工作をしていた人だったんだ。

僕はこのシリーズがとても好きで、よく眺めていた。
もちろんFCシリーズ自体はとても好評で、バンダイ史上最も続いたガシャポンシリーズとして記録に残るほどだ。だから改造している人もKanjuさん一人ではなかった。僕が好きでよく見ていたのがこの人の作品だったということだ。


■SDガンダムフルカラーカスタム
しかし原油価格の高騰と機を同じくして、フルカラーシリーズは終了。後継となるフルカラーカスタムシリーズが発売された。

シリーズの違いは、"組み換えが可能となった"と言う点だ。これまでのフルカラーシリーズでは腕や顔などの接合パーツのサイズが違い、「ザク頭のZガンダム」といった原作再現モデルは作ることが出来なかった。ゆえに改造する人間がいたわけだ。

それに対し、カスタムシリーズはその名の通り上記の問題点を改善、腕などの組み換えを可能としていた。

が。
やはり原料価格の上昇が祟ったか、モデルの精密さは失われつつあった。色の塗り分けを必要としないクリアモデルも乱発され、本来の良さが失われていくのを僕は目の当たりにした。
最終的にカスタムシリーズも終わり、現在では200円の組み立てモデルに道を譲っている。

精密さではやはり現行シリーズの方が上なのだが、それでも僕はあのSDシリーズの頃のモデルが好きだ。真に精密さを求めるならばPGでも買えばよい。SDと言うデフォルメされた世界観の中で追及された精密さ、というものが僕の求める要素だったのだろう。

と言う余談はさておき。
カスタムシリーズ当時、公式で組み換えコンテストが開催されていた。そこの入賞者の中に、確かKanjuさんもいたのではないか。
既に公式サイトはネットの海に沈み、当時の入賞者ページも見つけられないが…そんな記憶がある。
(記憶違いであれば申し訳ない)


■シャドーボックスへ
カスタムシリーズ終了後、僕が改造作品をネットで探すことはなくなった。集めたフルカラーシリーズは今も大事に取ってあるが、もう見返すことはない。
(これを書いている最中、実に10年ぶりに中を見た)

そんな僕がKanjuさんの作品と再会したのは、あろうことかデュエル・マスターズだった。

もう7年近く前だと思うが、その時点で既にKanjuさんはシャドーボックスの人として知られた存在になっていた。いろんなところに作品を展示したり寄贈したりしていたようである。
四国まで行って、「勝ったら作品上げるよ、負けたら作品永久貸与ね」というプロレスチックなこともやられていたように思う。あの時の作品は維新の超人だったろうか。
まったく関係のないはずの場所で昔見ていた人の作品に出会うというのは中々ないことで、思わず名前を二度見してしまった。

その当時からKanjuさんは既に評価されていた。例えば日本MtG公式記事で取り上げられた2人目のシャドーボックス作家となっていたはずだ。そのあとに公式ニコニコチャンネルでも取り上げられていたと思う。
※一人目は、リニューアル前に取り上げられた同じく日本人の方だったと思うが…今何してんのかな。

それから長い時間を経て、現在ではDMGPでの展示にも至っている。MtG公式に取り上げられた当時はまだシャドーボックスに批判的な人が多かったことを思うと、界隈の認識は大きく変わったと実感する。

八王子で大人向け「デュエル・マスターズ」大会

その当時の写真が倉庫(?)から出てきたので、参考に載せておく。こちらがKanjuさんだ。

デュエル・マスターズに何の影響も与えていないように見えて、その実カードデザインにシャドーボックスが影響を与えていると指摘する意見もある。例えば話題になったメタルカードや3D龍解などは、ある種立体化のようなアイデアでありシャドーボックスのそれに近い。
そうした点にKanjuさんの作品が影響を与えていたとしても、不思議はないだろう。

DMEDHでも統率にシャドーボックスを使おうという向きもあるようで、今後もまた様々な方向へ発展性があるのかもしれない。