(´・ω・`) 4万ポイントはやばいよ















■概要:今年もランキングを調査するよ


2019年度のデータをもとに、2020年度に走る人向けの何かしらを調べようの会。
調査対象は、2/5時点で1位〜21位のプレイヤー。
(終盤まで枠を争っていたプレイヤーまで含めて調査することで、来年度の参考となれば…と思い、21位までとした)

また、「入賞」という単語は、「イベントに参加してポイントを獲得した」という意味。

昨年のはこちら。
 






■結論:来年度はどうすればいいの?


最初に結論を。細かい理由が知りたい人は、全文を読んでね。

関東/関西に引っ越す
 (中部でもいいぞ!)
130万とはいかずとも、それなりにお金をかける覚悟を固める
・1ヶ月あたり、最低でも2400pts以上稼ぐ
 (今年のボーダー:26500pts/集計期間:11ヶ月=2400pts)
・事実上12月で終戦っぽいので、できれば1ヶ月あたり2700ptsぐらい稼ぐ
 (今年のボーダー:26500pts/10ヶ月=2650pts)
・いち早く良いデッキを見つけた時など、ポイントを稼げるときは全力で稼ぐ
 (1ヶ月で9000ptsとか10000pts稼ぐ選手は実在する)




以下は詳細。興味のある方はどうぞ。





■上位3位に入ろう (繰り下がりの関係で今年は5位以内だけど)


まずは今年、3位以内(実際は5位以内だが)に食い込んだ選手(スペースの問題で敬称略)のデータを可視化。
こちらはポイント。



1位のポイント、2018年度は約25000ptsだったが、今年は約40000pts
集計対象のイベント数は、2018年度が約1525、2019年度が約2055だったので、ポイントが伸びること自体は理解できるが…にしても伸びすぎでしょ。


こちらは入賞回数。


昨年の上位層は80〜90回の入賞だったが、今年は100回を超える猛者が出現。
平日CSの増加が影響してるんだろうね。平日夜に開催することによって社会人でも参加できるようにしたCSもあるみたいだし。

ただそこまで必死こいて回数を稼がにゃいかんかと言うと、そうでもない。例えばTIGHT選手はトータル77回入賞だけど、獲得ポイントは35000ptsを超えている。
(今年の全国ボーダーは26500pts)

「小規模イベントをしっかり回る」「遠征してでも大規模イベントに出る」など、走り方には複数の選択肢があるので、必ずしも平日のCSに出る必要はない…と思う。
多分。きっと。おそらく。




■上位15位に入ろう(繰り下がりの関係で今年は19位以内だけど)


続いて17位~21位の選手(スペースの問題で敬称略)のデータを可視化。
グラフ化対象選手はボーダー±2位とした。

こちらはポイント。



DMPランキングで上位19位に入れば、全国大会に出場できる。1位〜5位と、6位〜19位の差は、交通費その他が支給されるかされないか。
(この差を表現するために、「招待権」と「参加権」という単語を使う。招待がお金が出る方)

昨年は結局、参加権付与の選手について調査しなかったので、そこと比較してどうこうとはいえないのだが。
グラフを見ると、10月〜12月にかけて、順位が逆転していることがわかる。昨年は「先行者有利」と書いたが、今年はそうでもなかったらしい。暮れから年明けにかけてのCSラッシュが激化した影響だろうか。




地方で走るなら地方の競技レベルの低さを逆手に取ったランキングの走り方が非常に効果的と思われます。
なので自分は大阪である4.8倍や6.0倍には顔を出し、それ以外は基本三重や愛知の1.0倍CSに行くことが多かったです。

アーチー選手は自身のnoteで戦略を公開している。詳細は後述するが、ランキング上位かつ中部で活動するユウキング選手やアーチー選手は、他地域の選手と比べて入賞地域数が少ない(=あまり遠征していない)。

地域ごとに、最適戦略は違うのだろう。





回数を見ると、なお選手、haru.k選手は入賞回数多め。小規模大会で確実に上位入賞を狙ったアーチー選手は、平年並みの入賞回数。

このあたり、やっぱり地域や人によって採用戦略が違うんだなと感じる。





■上位5位と下位5位の比較


スマホだとどう見えるのか確認してないので見辛かったら申し訳ない。上記した表を横に並べただけです。

こちらはポイント。




こちらは回数。






■入賞回数と平均獲得ポイント


なんかわかるかなー、と思って並べてみたが、わからないということがわかった。
各選手の個別データを詳細に見ていけばわかることもあると思うが、今回は全体を見たいアレなので。

順位 選手名 入賞回数 平均獲得pts
1位 ユウキング(岐阜) 101 400.1
2位 ◆ドラえもん(京都) 98 404.8
3位 ランディー(奈良) 109 335.3
4位 TIGHT(神奈川) 77 454.5
5位 あーくん(東京) 86 406.2
6位 のすけ(千葉) 107 307.5
7位 カイザ(滋賀) 108 302.2
8位 ユーリ(千葉) 89 364.5
9位 dotto(大阪) 108 295.7
10位 ミノミー(東京) 97 327.0
11位 ZweiLance(宮城) 104 303.1
12位 Siri(大阪) 109 284.8
13位 フリスク(新潟) 89 341.2
14位 ナツメ(岡山) 80 379.6
15位 るるる(神奈川) 105 284.4
16位 Runo(埼玉) 76 379.2
17位 アーチー(三重) 83 341.3
18位 なお(東京) 106 264.9
19位 haru.k(東京) 120 221.5
20位 さば猫(京都) 83 313.5
21位 パタ(愛知) 85 303.1


ちなみに、「ジャッジなし64人CSのベスト4=250pts」なので。上記させていただいた選手は全員、めちゃくちゃ強い。普通の成績じゃない。
そんな強い選手たちが、上位19位に収まりきらないほどいる、というのもすごい話だ。




■各選手の遠征数


遠征の程度を見るために、「年間で入賞した都道府県の数」を算出した。
やはりこれも、選手/地域によって様々。

順位 選手名 入賞都道府県数
1位 ユウキング(岐阜) 5
2位 ◆ドラえもん(京都) 9
3位 ランディー(奈良) 7
4位 TIGHT(神奈川) 7
5位 あーくん(東京) 12
6位 のすけ(千葉) 6
7位 カイザ(滋賀) 8
8位 ユーリ(千葉) 13
9位 dotto(大阪) 8
10位 ミノミー(東京) 10
11位 ZweiLance(宮城) 18
12位 Siri(大阪) 6
13位 フリスク(新潟) 9
14位 ナツメ(岡山) 10
15位 るるる(神奈川) 8
16位 Runo(埼玉) 12
17位 アーチー(三重) 7
18位 なお(東京) 9
19位 haru.k(東京) 12
20位 さば猫(京都) 5
21位 パタ(愛知) 10


目を引くのは、ZweiLance選手。18都道府県ですって。



2017年初頭までの集計では、12都道府県での入賞経験を持つ鮭くれーぷ選手がトップだったが。18ですって。とんでもない。

他方、中部のユウキング選手やアーチー選手は比較的遠征回数が少ない。「高倍率大会を狙って遠征を繰り返す」だけでなく、「地元の低倍率大会で高順位を狙う」手法もあるということか。

なお、遠征回数が多いのはZweiLance選手だけでなく、あーくん選手をはじめとした関東圏の選手も多め。上位を狙おうとすると、例え都心部に住んでいてもそれなりに遠征の必要は生じちゃうんだろうな。




あーくん選手ご本人のブログによれば、「112回中43回遠征」らしい。
また、1年でかかった費用はおよそ130万円とのこと。

この決断を1年ずっと貫き通した意志力は目を見張るものがある。43回遠征の130万だぜ。普通なら日和っちゃうよな。家まで借りたらしいし。
強い。




■上位19位の活動地域分布


どこの地域に住むと走りやすいかな?ということで、記載。

地域 入賞者数(上位19位)
東北 1
関東 9
甲信越 1
中部 2
関西 5
中四国 1


まあ、関東/関西ですね。ちなみにランキング発足時から唯一、3年連続で上位に食い込んでいるdotto選手は関西にお住まい。



■各選手がボーダー(26500pts)を超えたのはいつか


その月の終わりに、ボーダーを超えていた選手の人数を記載。なお、調査対象は上位19名。

9月:1名
10月:3名(+2名)
11月:8名(+5名)
12月:15名(+7名)
1月:18名(+3名)
2月:19名(+1名)


9月、ぶっちぎりで事実上の全国行きを決めたのはあーくん選手。枠の方は、12月終了時点でもう4枠しか残っていなかったことがわかる。年内に安全圏まで逃げるよう心がけないと大変そう。

10月の秋GPが終わってしまうとボーナスイベントがほぼなくなるが、大逆転が難しいわけではない。10月〜2月の間で10000pts以上稼いだ選手は、上位19人に8人いる。
この中で特筆すべきは、◆ドラえもん選手とフリスク選手だろう。

◆ドラえもん選手は秋GPで入賞していないが、にも関わらず10月〜2月で稼いだポイントは17260pts。仮に10月から走り始めたのだとしても、最終的に64位に食い込めるポイント量である。もう無茶苦茶だよ。ターミネーターを感じる。追われる方じゃなくて本当に良かった。

フリスク選手は、新潟在住だが13位に食い込んだ。讃えるべきは、1/11に大阪で行われたはっちCSで優勝し、4800ptsを勝ち取っていること。
フリスク選手は1月に、地元新潟から大阪、千葉、東京を飛び回り、7286ptsを稼いで全国行きを決めている。最終獲得ポイントは30370ptsで、ボーダーとの差は3870pts。

新潟からの遠征ということで、体力的にも厳しかったはず。にも関わらず、優勝を要求される場面できっちり優勝している勝負強さ、素晴らしいと感じた。
過去、甲信越で活動するプレイヤーが日本一に輝いたことはない。しかしこの強さがあれば、今年こそは…と思う。
(勝手な感想だが)



■おまけ:月間最優秀賞


せっかくなので、各月ごとに最も多くポイントを獲得した選手についても記載する。便宜上、月間最優秀賞としておく。
なおこれ、上位19位を対象として調査した結果であることをご了承いただきたい。おまけってことで。

ランカーを目指す人は、走る時の参考にしてもらえれば幸い。

3月:dotto選手(大阪、6444pts)
4月:Runo選手(東京、3650pts)
5月:のすけ選手(千葉、10068pts)
6月:Siri選手(大阪、6804pts)
7月:ユウキング選手(岐阜、6820pts)
8月:ミノミー選手(東京、14780pts)
9月:ランディー選手(奈良、9315pts)
10月:アーチー選手(三重、5776pts)
11月:ユーリ選手(千葉、6580pts)
12月:TIGHT選手(神奈川、8476pts)
1月:フリスク選手(新潟、7286pts)
2月:◆ドラえもん選手(京都、3720pts)


見ていただければわかるが同じ選手が2度以上、出てこない。
稼げるときに稼いでおくのが重要だと思う。

なおDM史上における月間最多ポイントの壁としては、全国優勝の16000ptsがある。何か記録を狙いたい!って人は、覚えておくとよいかも。
(全国は加算タイミングが集計期間切り替え後なので、その辺の扱いどうするんだよってのはあるが)



■参考:各選手の振り返り記事



















■参考:あのL2ジャッジのおでんでん選手がランキングを1分にまとめたとの噂









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