(´・ω・`) レゴ (LEGO) スーパー・ヒーローズ バットマン:ラーズ・アル・グールからの救出 76056









 


■予告



 
■あらすじ
幼い頃、行きずりの強盗・チルに両親を殺されたウェイン産業の御曹司、ブルース・ウェイン。14年後、マフィアのボスに不利な証言をする司法取引によって釈放されたチルを殺害しようと近づくが、チルはボスであるファルコーニが放った殺し屋によって命を奪われる。
勢いそのまま、ファルコーニの元へ向かったブルースだったが、相手に「ここでお前を殺しても俺は捕まらない」と言われ、ゴッサム・シティには汚職が蔓延っていることを実感。悪と戦う力を得るため、世界を放浪する。

やがて彼は「悪と戦うためには超人的な力が必要」とするヘンリー・デュカードと巡り合い、ヒマラヤで影の同盟の一員として修行を受けた。だが影の同盟が悪を滅ぼすためにゴッサム・シティを破壊する計画を立てていることを知ると、脱出。

そしてゴッサムに帰還したブルースは、自らが得た力と、ウェイン産業に眠っていた試作兵器を使い、悪を滅ぼすための恐怖の象徴…バットマンとして活動を始める。


■バットマンの誕生
本作のバットマンは、ありがちなスーパーヒーローではない。鍛錬によって得た力は決して特殊なものではなく、あくまで人間の範疇にとどまる。纏うスーツも防弾のような機能にとどまり、彼にスーパーパワーを与えるものではない。
彼をヒーローたらしめているのは、悪を許さない不屈の意志力だ。意志が手段を得たことによって物語が始まる。


■ヴィラン
今作のメインのヴィランは、ラーズ・アル・グール。ブルースを鍛えたヘンリー・デュカードの正体であり、影の同盟の首謀者だ。
悪を許さず、自らの力によって自体を解決しようとする点では、ブルースと一緒と言えば一緒。

ブルースがラーズを否定するとこは、現代人にはわかりづらい。ジョジョ四部のときも書いたが、我々は特に街に対する思い入れがない。
実際、別に生まれ育った場所で死にたいみたいな感情はない。あるか?俺はない。
現代にはコンビニもアマゾンもネットもある。日本のどこに住んでもある程度は便利さが保証されていて、街の個性と呼べるものはほぼ失われた。どこへ出かけても均質なサービスを受けられる。
東京とか大阪のような、独自の文化を受け継ぐ大都市圏で育つと違うのかもしれないが。

作る側もそれを見越してか、途中で「ブルースの父親が貧乏な人たちを救おうとして失敗したのは影の同盟が経済戦争を仕掛けたことに遠因がある」というようなことをラーズに言わせ、わかりやすい動機を挿入してはいる。
それに対し、ラストでバットマンは「殺しはしないが、助けもしない」行動を選択することで、復讐ではなく大義のために動いたのだと宣言する。

まあ、わかりにくいのだが。
(ネットでもそういう感想が散見される)


■物語構造
ソドムとゴモラがベースの話だと感じた。あっちだと、聖書はみんな知ってるから分かるよね、みたいなノリでものが作られることがしばしばあるような気がする。気がするだけ。

ゴッサムには悪人しかおらず腐りきっていると断じ、街を滅ぼそうとするラーズ。
ゴードンら正しい人物も残っていると言い、街を守ろうとするブルース。

2人のいずれも、神ではない。彼らが自分の意思を通す方法は戦うことだけだ(※)。
だから、ラストで死ぬのは「正しい方」ではなく、「負けた方」ということになる。
つまり、本作における勝利は決して正しさを担保しない。

従って、ブルースの戦いは終わらない。ED後、新たなヴィラン・ジョーカーの存在が示唆される。
この街は守る価値があったと証明するために、正しい人間が1人でも残っていたと証明するために、バットマンはまだ戦わなければいけないのだ。

※…創世記32章で、ヤコブと天使の取っ組み合いが結構いい勝負だったので、天使が「あなたが神と人とに、力を争って勝った」と認めるシーンがある。つまり相手が神でも力でゴリ押しすることは可能なので、正確な記述ではないかもしれないが、細かいことは言いっこなしだ。現代に直結する新訳にこの手のシーンはないしな。


■ダークナイトトリロジーの構造
今回の三部作は意思と意志がぶつかり合う話なので、単純な勝敗が物事の善悪に直結しない。そういう意味で、わかりづらい映画だろう。特にMCUを見た後だと厳しいかもしれない。

一番近いのはジョジョ五部だと思う。好きな人なら是非。



■余談
レゴ (LEGO) スーパー・ヒーローズ バットマン:ラーズ・アル・グールからの救出 76056






 
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