(´・ω・`)モスクワ五輪







■概要


 
■反応


 
■所見
ジェリー・トンプソンと言えば、2014年ごろかなんかにWotCへ入社し、どっかのタイミングで退社。在籍1年ぐらいだったかなぁ…。
そのあとはPTアモンケットで原根プロと対戦したり、SVのイベントでキブラーと対戦していました。

SV:ブライアン・キブラー、ジェリー・トンプソンがシャドウバースで対決

ちなみに彼はPTアモンケットで優勝しており、賞品はチャリティーオークションへ回していたそうです。


SVもね、マスターなるまでちゃんと回してたみたいですし、ゲーム好きなんでしょうね。

そんな彼が抗議のために欠場(本人曰くボイコットではなく抗議)したわけですが、世界選手権を欠場するってすごいっすよね。ゲームの終着点みたいな大会だと思うんですけど。
DMで言うたら日本一決定戦欠場でしょ。実際にはDMでも過去に一人いましたけど、普通はそんなこと出来ないもんなぁ。出ちゃうよね。


■彼の主張
適宜引用しつつ。

現状について/The Current State
(1)
 Wizards of the Coast(WotC)はプロプレイヤーに対し、生活するに十分な報酬を出していません。これ自体は絶対に必要な条件ではありません。しかしプロツアーでのプレイを最終目標とする夢をプレイヤーたちに持って欲しいのなら、そのゴールには達成するに値する何かが用意されているべきです。

 プロツアー予選の突破がますます難しくなるだけでなく、ゴール地点も絶え間なく変化する中で、トップに報酬がないという現状はすなわち「トップを目指そうなんて時間の無駄」というメッセージを送っているに等しいことです。

2016年および2017年におけるプレミア・プレイの更新

以前から議論されて来た話です。プラチナ報酬大幅引き下げ事件の時にも同じような話題が出ました。

【翻訳】 ジョン・フィンケルがプロプレイヤークラブ制度変更について思うところを語る/Pro Tour Player Club Thoughts【ブログ】

フィンケルの意見に代表されるように、報酬引き下げは極めて評判の悪い措置です(そりゃそうだ)。
この時もプラチナによるPTシドニーボイコットが示唆されたりしていましたが、結局実現しませんでした。
もともと、「大会を欠場しよう」と言う向きはあったわけです。他にも、「じゃあ俺はハースストーンやるぞ!!!」と言うコメント出したプロもいたかと思います。


(2)
 ウィザーズ社はプロプレイヤーたちの意欲を高める努力をすべきです。現状は「へえ、世界選手権って今週末だったの? 知らなかったよ」という状況です。今年の世界選手権には24人のプレイヤーが出場します。全員の名前を挙げられる人がどれだけいるでしょうか。全員は無理ならせめて15人なら? 出来なかったとしても心配する必要はありません。少なくともあなた1人ではないですから。


(2)も似たようなもので、大会に割り当てられている予算の話でしょう。ちなみに俺は日本しかわかりませんでした。
まあ俺はプレイヤーじゃないしそんなもんだよなとは思いますが、んでもググっても特に情報出てこないのは辛いですよねこのご時世に。

昨今のイースポの流れというのは「観客を作ろう」「ファンを作ろう」と言う話が大勢を占めるわけで、決してプレイヤーを増やそうと言う話ではないわけです。
俺みたいな豚でも適当にググれば情報が出てくる…ぐらいまで行ければ興行として成り立つのかもしれません。

ただアナログが辛いのって、データが取りづらいとこですよね。観客作りってつまるところどれだけ事前にデータを用意できるかみたいなとこはあるわけですけれど、今って過去にさかのぼって大会データを手軽に確認できる手段はないわけで。なんかあるといいですよねー。
まずそれがないと、見せ方もクソもねーよなーと思います。


(3)
 Wizards of the Coast(WotC)はコミュニケーションが恐ろしく下手です。

 新たなプロプレイヤーのシステムは非常に分かりづらく、作った本人たちですら把握しきれていません。自分のランクが何か、そのランクがいつまで有効か、そして各プロプレイヤーたちの現在のプロポイントの値は何かなどの現状のステータスを確認するもっとも確実なデータソースは本社ではなく有志の作成したスプレッドシートです。

ユーザーの方が詳しいぞ!はちょっと面白いですね。一応、ちゃんと読めば把握できるんだなアレ…。


(4)
 プロツアーへの招待を受ける手段が少なすぎます。参加者全体の基礎レベルを上げるためには不十分です。

 マジックが成長するに従い、それにともなってトップのレベルも向上するべきですがそうはなっていません。プロツアーへの参加はすでに非常に狭き門ですが、北米以外のプレイヤーにとってはほとんど不可能と言ってもいいでしょう。

 加えて、PTQのような「1位以外は最下位と同じ」というシステムは、プレイヤーに達成感を抱かせるのは非常に不向きです。ただただ敗者を生み出すためだけのシステムです。

地域差の話です。あとPTQはつまらんと。

これもどうなんでしょうね。そもそも実力を見るためには絶対に一発勝負の試合では足らないですし、 PTQどころか現状のGPやPTの形式も胡散臭いのでは?と個人的に思っています。
前々から書いてますが、「その辺の普通の人」と「プラチナプロ」が平然とマッチングされるのはちょっとおかしいと思いますし、そんな試合流しても多分あんまり面白くない。

SVがすでにプロリーグを実施しており、麻雀はプロリーグ構想をぶち上げていますが、配信コンテンツとしてはあっちのがいいんでないのと思います。誰にでもチャンスがあるゲームは良いものですが、配信コンテンツとしてはちょっとまずい。
参加者の足切りをある程度行なった上での「誰にでもチャンスがある」のが良さげです。


(5)
 カバレージはいまだ深刻な状況です。長年にわたり、WotCには多くの意見や感想が寄せられていますが、それらに対して私たちが得られたのはアドバンテージバーの表示です。

 世界選手権で用いられたフォーマット(カラデシュのスタンダードとドミナリアのドラフト)はすでに旬の過ぎたもので、とても宣伝に値するものではありませんでした。わざわざこれを見たいと思うプレイヤーがどれだけいるでしょうか? プレリリースの直前の週末というタイミングが問題だった、というのならフォーマットにモダンを採用すれば済む話です。

カバレージ、難しいですよね。ゲームを理解している優秀なプレイヤーって基本的に大会に出ていますし、引退者がゲームを解説するのは難しい。プロスポーツや将棋とはちょっと状況が違う。

そこはしょうがないし、選手に取材すればいいじゃんみたいな話もあるんですけど、それだけだと強くなればなるほど取材に時間吸われることになりますから。なんかおかしいですよね。

プロ制度があるMtGはまだそれでもいいかもしれませんが、DMだと…ねぇ。好きに遊んでたらなんかゲーム以外のことに時間吸われてるんだけどなんで?みたいな話はそのうち出てくると思います。
(そーなると、ライターの人徳に依存しちゃうよな色々と…ライターの環境理解度ではなく)

と言う話もあるので、強い選手にはそれなりの報酬をあげて欲しいなーとは思います。金払って大会に参加してるのは全員一緒のはずなので、追加報酬もなく運営に協力しろってのはやや筋悪かなと。
その辺のユーザ主催大会ならともかく、商業イベントではちょっとね。

(6)
 Alex BertonciniやJared Boettcherのようなプレイヤーたちがいまだマジックをプレイし続けられる現状は、不正行為を撲滅すべきと感じている人々に対する適切な回答になっていると言えるでしょうか。イカサマ師が横行している会場を私は居心地がいいとは思えません。

SCG Player of the Year、Alex Bertonciniの不正行為についての情報の公開
RotYを取り消し処分になったJared Boettcher(ジャレド・ベッチャー)のイカサマ手口を動画で検証

二人とも結構前の話なので、サスペンドが明けて戻ってきてるんでしょうね。この辺はどーなんだろーなー。現在の事情は知らんすけど、Gerryは「彼らがまだサマを続けている」と言いたいのか、「前科のあるやつは戻すべきじゃない」といいたいのか。原文読まないとわからないか。ちょっと違和感があるので素直には受け取れない。



まあこう言う話もあるわけで、だったらサマも10年ぐらいサスペンドしておいてくれよってことなのかもしれません。どんぐらいが適切なんでしょうねー。



サブの話は長いので、抜粋。


いくつかのエピソード/Some Anecdotes
(5)
 シルバーショーケース(註)は何もかもが大惨事でした。
(註) シルバーショーケース
 原文ではシルバーショーケースについて語っているPodcastのURLへリンクが張られている(URL省略)。なお企画の内容は、マジックのベータ版やアラビアンナイトといった非常に古く(プレミア価格のついたとんでもなく高価な)絶版パックを用いたドラフトを、マジック(や他方面の)有名プレイヤーたち8人でプレイする、というもの。詳細は以下のURLを参照のこと。
 イゼ速。:http://www.izzetmtgnews.com/archives/66326

 もしマジックに新規参入者を獲得するのが目的なら、ハースストーンのプロ3人を招待したことによって得られる効果は限定的でしょう。この3人を目当てに訪れる視聴者は大半がすでにマジックを知っているプレイヤーです。

 また招待メンバーのうちの2人は、マジックを離れた元マジックプレイヤーです。より効率的な稼ぎ場所を求めて旅立ったこのプレイヤーたちは無事その成果をあげています。より稼げた理由の1つはもちろん自身の努力によるものですが、もう1つはもちろん(賞金総額を引き上げない)WotCのおかげです。

 ここからはシルバーショーケースというフォーマットの問題点に触れたいと思います。まず、このフォーマットはベータ版などのマジック黎明期のパックを用いたもので、視聴者にはとても再現不可能なフォーマットです。マジックというゲームの面白さを伝えるのにふさわしいフォーマットだったとはとても思えません。

 ベータ版のドラフトが初めて触れるマジックだった場合を想像してみてください。あのシンプルきわまりないカード群から、今現在のスタンダードの面白さに気づいてもらえるでしょうか? 百歩譲って、仮にベータ版のドラフトを面白かったと思ってもらえたとしましょう。でも視聴者はそれを自分で体験してみることはできないのです。

 組織だったイベントに割り当てられる予算はただでさえ減る一方ですが、そこに割り当てられた大事な予算はときにこのような形で派手に浪費されているわけです。

MtG:「The Silver Showcase」が発表されプロ界隈が紛糾する

自分の周辺でショーケースを話題にしている人は1人もいなかったので、確かにあんまり意味のあるイベントじゃなかったのかもしれません。日本人も出てたんだけどなー。むしろMtG展のがイベントとしては強かった。

しかし「予算の割り当て」と言う言葉はよく出てきますね。

スイスでサッカーの試合中に「e-Sports抗議活動」が勃発…ピッチへコントローラーを投げ込むファンも

別件ですけど、同種の話としては「スポーツチームに使われるべき資金がイースポに流れておりけしからん」みたいな騒ぎもあり、こう言うのって大変だよなぁと思う次第です。


私が変えたいもの/What I’d Like to Change
(1)
 スタープレイヤーを育てましょう。

 これは他の何かを犠牲にしなくては得られないものではありません。Star City Gamesの取り組みを参考にすることを恐れてはいけません。プレイヤー主導の物語を生み出し、デッキ制作秘話に関するインタビューを行い、プレイヤー紹介のページを作ったりすることです。

 WotCが無駄にしているリソースの中で、代表的なものがプロプレイヤーです。プロプレイヤーのツイッターアカウントの多くは、WotCの公式アカウントよりも多くのフォロワー数を持っています。

 プレイヤーのために費やす予算がない? なるほど。分かりました。それでも、スポンサーが配信からどんな効果を期待できるのかを可視化できるものは非常に有益です。スポンサーが配信に対して期待しているのはそれがどれだけ多くの目を引けているかなのです。

 プロツアー・チームシリーズは、プレイヤーのスポンサー探しを楽にしてくれるはずでした。しかし、もしこれを読んでいるあなたもそうかもしれませんが、世界選手権が今週末に行われるということすら知らなかったプレイヤーが多くいるという事実がある今、イベントを開催する側が声をあげるべきです。 

SCGの取り組みを知らない状態で書いちゃうのですが、現行のTCGの競技シーンに足りないものは「継続的な情報供給」だと思います。
GPやPTが年に数回、パック発売が年4回(だったよね)。それ以外のタイミングで供給されるトーナメントシーンに関する話題って、あんまりないんですよね。
プレイしている人はそれで十分だと思いますが、見る専にとっては足りない。

これがプロスポーツとかだと、1年を通して毎週何かしらの情報が提供されるケースが多く、見ているだけでも飽きないと言うか、見ているだけで精一杯というか、そう言う感じなんですよねぇ。
最近でいうとイースポ系ももうそう言う感じになってますよね、シャドバのプロリーグも然り。

アナログゲーで同じことをやるのはしんどいだろうなーと思いますが、しかし継続的な情報供給の体制を作らずして現状は変わらないですから…。


(2)
 魅力ある実況を提供できる解説者が必要です。目の前で進行するゲームの展開についていけるだけの知識や採用されたフォーマットをきちんと理解している人です。

 それ以外の要素、たとえばイベントの費用対効果やどういうリミテッドなら面白くなるだろうかなどは二の次です。派手な動画や照明や高額の賞金は確かにプレイヤーの注目を引けるでしょう。しかし解説がつまらなかったらすぐに画面を閉じることでしょう。

 多分これも同じ話で、見る側向けのコンテンツではないんですよねきっと今の配信って。せっかくだし大会のついでに中継もやろうぜ、ぐらいの勢い。どこに向けて放送しようみたいな明確なターゲットがないんじゃないすかね。

ただ、ターゲットが明確になったとしても、解説だけで食って行ける状況にはならないので。この辺りは見る専向けの需要が拡大しないとなんともならなさそうです。


抜粋でしたが、以上です。


■余談
詳しくないんでアレですけど、自らの意思で欠場ってセーフなんですかね。呼ばれたけど出ないやつ、単純に考えると出禁喰らってもおかしくはなさそうですが。
(意図があるのはわかるけれど、ルール上どうなのという…大会運営からしたらたまったもんじゃないでしょ)




 
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