(´・ω・`)いやんなっちゃうお化け




■あらすじ
ねずみ男の前に、兄と名乗る死神が現れる。鬼太郎を殺し地上の覇権を握ろうという死神に早速抱き込まれたねずみ男は、目玉の親父を宇宙へ打ち上げてしまう。
次いで鬼太郎の母に化けた魔女を用意した死神は、鬼太郎を殺そうと魔の手を伸ばすが…。


■感想

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冒頭のこのシーンだけでもう笑えるからすごい。

話としては王道のねずみ男が裏切るパターンだが、この話が変わっているのはねずみ男の家族を名乗る死神が現れることである。

「自分には父がいるから」と気丈にふるまう鬼太郎が実は心の奥底で母を求めているのはご存知だろう。鬼太郎はその心が高じ、鬼太郎地獄編で母を取り返しに地獄へ赴く。
が、実は家族のないのは鬼太郎だけではない。ねずみ男にもまた家族はないのだ。地獄編では、ねずみ男の出生とその家族も明かされる。ねずみ男も家族を求めていたのだ。

であるから、ねずみ男は家族を名乗るものが現れるとコロッと騙される。4期アニメでは弟を名乗るムジナに騙され、鬼太郎は危うくつづら入道に殺されかかる。
結局ムジナは馬脚を現しねずみ男は散々な目に合うのだが、しかし最後にぽつりとこうつぶやく。「もう少し騙されていたかった…」。
その設定はアニメ特有のものではなく、この話でもやはり兄を名乗る死神に騙されている。結局死神も馬脚を現し、ねずみ男は最後につぶやく。「おらぁ孤独だ…」 。

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