(´・ω・`)ジャスティスの誕生なんか見とる場合じゃねぇぞ








来てしまいましたねー。概ね原作通りです。





■あらすじ
ヒーローたちがあふれる近未来。スタークは、国防総省の役人から、彼女の息子がウルトロン事件(アベンジャーズ2)の戦闘に巻き込まれ、死んだことを聞かされる。
アベンジャーズの力を危惧する声は世界中で上がっており、アメリカ政府もまた、アベンジャーズを国連傘下に置く”ソコヴィア協定”に参加するようスタークに求め始めた。

自身の戦闘の結果を知ったスタークは協定への参加を決断。一方でキャップは拒否。アベンジャーズは分裂の様相を呈する。
そもそもスタークとキャップは初対面(アベンジャーズ) の時点で反りが合わなかった。「金を取ったらお前に何が残る」と言うキャップに対して「才能かな?」とスタークが即答し喧嘩になったのは記憶に新しい。
キャップは言う。望まない戦地へ行くことを強制されたら?自分たちの判断の方が安全ではないか?

そうこうしているうちに協定の締結日が来た。
会場でのワカンダ国王の演説中に突然テロが発生。国王は死亡し、監視カメラにはテロを行うバッキーの顔が。
国王の息子はバッキーの殺害を誓い、一方でキャップはバッキーの救出を誓う。協定に違反しようとも。

キャップが協定違反を決めたことで、チームの分裂は決定的なものになる。


■感想
クッソ面白かったですね。マーベル最終兵器だけはある。戦闘シーンはもうMVC3を完全実写化って感じ。
今回の題材はウルトラマンメビウスでも取り上げられていた、ヒーローの戦闘に巻き込まれた人はどうなるの?って言うやつです。クウガでも民間人を避難させる描写がありましたよね。

で、それを巡ってスタークとキャップが対決するわけです。

もともとスタークは、自分の武器が人を殺していることを知ってアイアンマンと言うヒーローになったっつー経緯があるんですよね。だから今回も、自分の戦闘で巻き込まれて死んだ人間がいたと言われればそのまま活動を続けるという選択肢はない。

他方、キャップは軍人です。しかもスタークと違って現場組。
スタークはアベンジャーズマンションを作ったりなんやかんやでチームのために政治的な行動をしていますが、キャップは現場オンリー。良くも悪くも見ている範囲が違うわけです。
だから意見が食い違う。あんま他人事じゃないっすね。

んで結局彼らはわかり会えないんですよね。これ理由が滅茶苦茶簡単で、こいつら話し合わないんですよ。
なぜかというと強いから。別に単品でも戦えるから、話し合う必要がそんなにない。互いに自分の意見を譲る気はない。

ほんでも途中でスタークも、あっこれ間違ってたかもしれんとか思うわけですよ。キャップはテロの真犯人を追うためにシベリアまで行くんですが、それを追いかける。そして、バッキーは犯人じゃねぇしすまんなつって一応和解はするわけです。

ところがそこで今作の悪役・ジモに洗脳されていたころのバッキーこそが父親・ハワード殺害の犯人だと知らされるんです。キャップも知ってて黙ってた。
スタークはプッツンですよ。もうここまで来たら殺し合うしかない。終盤はヒーローとは思えない絶望的な殺し合いになります。そのままキャップとスタークは別れ、キャップはワカンダに身を寄せます。バッキーは洗脳を完全に解く技術が出来るまで、コールドスリープを決断しました。

救いがないのが、ジモもまたウルトロン事件の戦闘の犠牲者ってとこですよね。彼はウルトロン事件で家族を全員失っていました。やつらに復讐したい、でも何の力も持たない自分は奴らに勝てない…そこで彼は仲間割れと言う方法を取ったわけです。今までのマーベル映画の悪役の中で唯一目的を達成したわけです。
ラスト、逮捕された彼は「失敗した気分はどうだ?」 と聞かれて薄く笑います。「そうとは限らない」。
彼は知っていたのです。自分がアベンジャーズを崩壊させたことを。

いやほんと、ヒーロー映画とは思えないレベルの救いのないラストなので見てね。
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