(´・ω・`)It's nine o'clock on a Saturday




スポーツ賭博問題が表面化している。
黒い霧事件の時に、根絶は出来なかったということか。

指摘されているのは構造的な問題だ。これはノムさんが定期的に口にすることだが、スターを甘やかしてはいけないという。
例えば清原は巨人から指名されず、西武に入団した。その年の日本一に貢献し、最終試合では9回の時点で既に泣いていたという。あっやべぇと思った工藤が球を1塁側に転がさないように投げたという嘘っぽい逸話も出来るほどだった。

だがその裏で、清原はプロ人生の初めから薬物に手を出していたらしい。コーチや監督が実力のある清原に遠慮して人間的指導が不十分になったというのがノムさんの見解である。
ノムさんは同様のことをハンカチ王子の時にも言っていた。キャンプにメディアが来るものだからついつい方が出来ていない最初からコーチが斎藤に投げさせ、 結果として壊してしまったと。

野球に限らずプロスポーツと言うのは特殊な人生で、そこからドロップアウトして日常に戻るというのは並大抵のことではない。石井も吉本で苦労していると聞く。

他の例で言えば、薬害エイズ運動がそうかもしれない。
運動が悪いというわけではない。だが当初の目的を達成してもなお運動を続けるのは良くない。役目が終わったら日常へ帰らなければいけないのだ。
終わった後に運動を続けることが目的化するのはばかげている。政治に巻き込まれるだけだ。

しかし、なぜ戻れないのか。

俺が思うに、それはぬるま湯だからだと思う。運動に参加するだけで承認欲求が満たされ、安心してしまうから。
プロスポーツも近いものがあるだろう。わざわざスポーツを辞めて外へ行くより、慣れ親しんだ世界で生きていけばいい。
スポーツに関しては別に戻らなければいけないわけではないが、飯を食っていくためには戻らなければいけない人が多いだろう。
まあ、チヤホヤされると抜け出せなくなるということだ。タニマチ文化だな。これが今回の賭博問題にも発展している。 

そういうことを考えると、サブカルの世界で留年やらなんやらが多い理由はわからないではない。結局一緒なのだ、引きこもってネトゲをしている一昔前の連中も。自分が必要とされているという幻想から抜け出せないのだ。大体幻想だけどな。

その幻想から抜け出して非日常から日常に帰還することが必要なわけだ。だから褒め言葉にはあまり耳を貸さない方がいいぞ。参考程度にした方がいい。
そういう連中が、人生の借金を肩代わりしてくれるわけではないんだ。主体的に生きるということが重要なんだ。 
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