(´・ω・`)ライジング参加費




■歴史
このゲームにおけるCSの参加費は、当初1000円でした。初期のCSと言えばおやつ、足利、関東あたりだと思いますけど、あの辺が軒並み1000円でしたっけ?
CSという形態自体が遊戯王からの輸入物なので、あっちに準じたんだろうなと言うところです。

その遊戯王では、ある時期を境に参加費1500円のCSが行われるようになりました。このきっかけを作ったのは、クリムゾンCSでいろんなものを破壊していったかの銀勇氏。良くも悪くも色々やった(やらかした)人ですが、1500円を定着させたことは氏の功績として語られてますね。

その1500円がDMに流れてくるのはある種当然と言えましょう。個人戦での1500円を最初に導入したのはおやつでしたっけ、川崎でしたっけ。川崎はできるだけ多くの人にゲーム機を持って帰ってもらいたい!って言いながらやってた気がするので、多分川崎すかね。
川崎は午前午後制や限定構築を初めて導入するなどかなり先駆的なイベントで、そのスタッフはデュエマGPを支えるコアスタッフとして後に活躍しています。

そうした中で過日爆誕したのが我々が望んでやまなかった大規模公式イベント、デュエマGP。参加費は3500円でした。
CSの相場の数倍でしたが、これは大きな混乱もなく受け入れられています。会場費がそもそも段違いって見てわかるしね。

実をいうとMtGのGPの参加費も年々高騰を続けています。来年頭のGP名古屋に至っては10000円ですってよ。いちまんえん。ボックスの値段を超える日も遠くないね。
こうなってくるとデュエマGPも2回目は5000円ぐらい行くかもなぁ。

前置きがいつも通り長いですけれど、ここからなぜ値上げの方向へ傾いていくのかという話をします。後、CSの参加費も上がるか知らんと言う話も。

■金食い虫は?
基本的にGPクラスになると会場費が一番悪いと思うんですけど、おそらくそれといい勝負をしてるのが人件費なんすよね。
やはりあの規模のイベントを回すとなると相応の人数が必要で、かつ熟練した人間も必要です。そうなってくると、大体開催地だけじゃ足りないんですよね。
ボランティアでやってもらうにしても、交通費ぐらいはお渡しするのがマナーってもんでしょう。

ここで開催地だけじゃ足りないというのがネックになってきます。そう、遠隔地から呼べば呼ぶほど交通費は増加するのです。
こないだのデュエマGPで仮に交通費、あるいはそれ相応のなにかが支給されたとしましょう。
新横浜-名古屋間は大体往復2万。新横浜-大阪間は大体2万6千。
一人呼ぶたびに大体こんぐらいかかるわけです。前泊のホテルもイベントサイドが負担すると、6000ぐらい増えるんでしょうか。

大阪から一人呼んで32000。参加費が3500なので、大阪のジャッジ一人の人件費は大体9人分の参加費に相当します。
同じように名古屋だと7人半ぐらい。
謝礼が出ておらず、実費換算の支給があるだけでジャッジ一人当たりこんだけかかるんですね。イベントが大きければ大きいほどスタッフは増えるので、この部分も増加していきます。
ここにメーカスタッフや店舗スタッフ、派遣スタッフとかの実働分の給料もありますから、そ、そうか…みたいな感じになるっすよね。

■CSにどう関係するんだ
んでここでようやくCSの話が出てくるわけなんですが。

前回のGPを見てわかるとおり、大規模イベント開催にあたっての開催地オンリーでのスタッフ確保は、このゲームではほぼ不可能です。そんなに運営はいません。いてもみんな出たいしね。
ただ今回CSサポートでByeが追加された関係上、大規模イベントが発生する可能性がそれなりに出てきました。400とか来たら4Byeですからね。実質予選抜けみたいなもんでしょこれ。

んで規模がそうなると、それは参加費の値上げに直結すると思います。
賞品をそれなりによくしないと参加者が集まらないのと同様、やはりある程度の待遇がないとスタッフもこうアレなんですよね…。
規模が大きくなればなるほど維持費も厳しくなる面があり、そのあたりはある程度受け入れていかないといかんのかなぁというところではあります。

ただこれを前提としても、必ずしも参加費の増額って必要じゃないよねと言うのは仰る通り。賞品を削っていく方向、いわゆる練習会じみた方向に行くんであれば、大規模でも参加費は変わらないのかなーと思います。
競技と言うと大体賞品もそれなりですが、公式タイトルを最終目標としCSは通過点に過ぎないと規定するんであれば、そういう方向もありなのかなーと。
まあ、CCに近いですね。大規模CCってあり得るのかなぁ。

難しいとこですね、無論理想は開催地のみでスタッフをかき集めることが出来ることですけど…。
人口自体がそんな多くないからなー。
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