(´・ω・`)ポルカ踊るか?



さて、1000人規模の大会はアナログな動きで解決できず、デジタルな動きが必要であることはDMGPで判明した。
また、静岡にて200人規模のCSですらオンラインペアリングの恩恵に浴することが出来ると判明した。
途中までオンスケで進んでいたことは、これからの大規模CSへ影響を与えるだろう。
例えば、移動時間を短縮できるならその分ラウンドは増やせるわけだ。 ユーザ側としても、移動時間の短縮は単純にプラスである。

今後、オンラインペアリングを普及させるにはどうしたらよいか?
まず、現行のようなウィンドウズアプリケーションあるいはエクセルによるスイスツールを使うのはあまりよくないと思う。というのも、まず第一にはファイル破損の危険があり、第二にはトラブルがあった時の遠隔サポートが難しいからである。
第一の問題はこまめにバックアップを取ることで、第二の問題はオペレータが習熟することで解決するが、バックアップはともかく人間の熟練性に問題の解決を押し付けるというやり方はアナログな解決法であり、アナログからデジタルへの転換に反するものである。

では今後どうなるべきかというと、スイスドローツールはWebアプリケーションで提供されるべきである。
既にyubit!管理者が作成していたように、これは十分可能だ。

更に、Webへの転換によるメリットはまだある。
Webアプリケーションを使用する場合、当然これまでツールを格納した端末のローカル内にデータを持っていたが、このデータはサーバ内のDBへ格納されることとなる。
すると、DBというのはデータを共有するためにあるわけだから、当然複数端末から同時にアクセスが可能だ。つまり、SKを複数立てることが可能だ。
これまでデータを共有できないために受付やSKは単一の窓口しか持てなかったが、ネットワーク上でデータを共有するという思想に立てば、こんなことはナンセンスである。ネットワーク主体に移行すれば、どれだけ人数が増えようとシステム側では対応が可能だ。

面白い話として、ネットワーク上でマッチングを行うとそもそもSKが現地にいる必要がないということがある。現地とはSkypeでも繋いでおいて、結果の報告者にはマイクに向かってしゃべってもらえばいい。SKは家で結果を打ち込めばよいのである。
なんだか馬鹿げた話に聞こえるかもしれないが、こういう今迄では考えられないことも可能なわけだ。

システム側さえ対応可能なら、あとは予算だけ何とかすれば非公認でも1000人規模は可能である。ジャッジ?上がしっかりしていれば問題はさほど起きないというのは既にDMGPで実績がある。
予算はいかんともしがたい。一日借りるだけで100万飛んでったりするのでつらい。
やはり、参加費の増額によって達成することになるだろう。ただ、現在の競技人口でGP以外の大規模大会が求められるかというと難しいので、誰もやらないだろう。

今後大規模CSを開くにあたっては、参加者の確保が重要となる。MtGも昔は参加者500で喜んでいたのが、今や国内ですら4000人とか来るわけなのだから、これは努力次第である。

■プロ
MtGにはプロがいる。店からスポンサードされている人間もいる。
なぜああしたことが成り立つかというと、コミュニティが成熟しているからだ。考えても見てほしい、プロにはそれ相応の行動が伴う。初心者のためにデッキを解説し、インタビューされればプロとして相応の受け答えをしなければならない。急に実況に呼ばれても一定以上のパフォーマンスが必要だ。

残念ながら、他のゲームではほとんどそうした認識がない。本当に、J氏ぐらいのものだろう。
ここをクリアしなければ競技人口の拡大は難しいのではないかと感じている。単に強ければ、勝てればいいという認識が蔓延しているうちは無理だ。

尤も、この件でプレイヤーだけを責めるわけにはいかない。MtGのプロはプロであることに対して報酬が存在するので、それがない他のゲームで同じことを求めるのは難しい。
無論MtGだって何もないころからコミュニティのために働いてきた人間がいて、その努力の上に今日の栄光が成り立っているのだが、それを考え併せても適切な報酬制度は不可欠である。

このあたりのことは人口が増えれば自然に解決されるような気がしないでもないので、今後我々に求められるのはDR人口をいかにCSへスライドさせるかだ。
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