(´・ω・`)面白い漫画なんだよ


 
剣と魔法の話だったけど途中でテノヒラクルーして天使と悪魔の話になる漫画。
WJ連載だったけど途中で移籍したりすったもんだして富樫待遇になり、最終的にUJ行ったんですっけ。どうも記憶が。

前半のストーリーラインは、邪神アンスラサクスを復活させようとする軍団から封印を守れ!つー感じです。復活させようとする軍団も実は邪神に操られてるだけ。
戦いは、世界を支配するエウロペアの十賢者が住む箱舟、キングクリムゾングローリーに及びます。ダークシュナイダーが解放者軍団の長、カル=スを撃破するも邪神は復活。

で、KCGをうろつく中で、設定のちゃぶ台返しが始まるんですよ。かつて起こった大破壊後、人類は生存のために自己進化し魔法を獲得した・・・って話だったんですが、実はエウロペアの十賢者ら旧世界の科学者による遺伝子改造の結果に過ぎないと。鈴木土下座衛門のようなファンタジー生物もまた、遺伝子改造の結果生まれたに過ぎないと。
そして破壊神アンスラサクスは旧世界の生物兵器で、やつが暴走したがために大破壊が起こったんですねぇ。
大破壊とか鈴木土下座衛門とかめっちゃD&Dだよねえって感じですし、実際怒られてます。鈴木土下座衛門事件。

ナノマシンによる自己修復・進化を遂げた邪神もとい生物兵器軍団がKCGに迫るも、ダークシュナイダーが見事撃破し一件落着・・・のはずが、邪神を撃破した瞬間DSは虚数空間へ封印され、邪神の肉体を依代として天使が顕現。
「見て、天使!神様が助けに来てくれたのよ」 という避難民を見てマカパインが心中密かに「その神が・・・敵なのだ!」と思うシーンなんかはグッときます。箱舟編は総決算だけあって名シーンの連続です。
DSが初めて完全に負けますしね。DSはナルシストかつ無敵の魔法使い、みたいな設定だっただけにこの箱舟編は衝撃の連続でした。

そして封印されたDSを救うため、箱舟の動力炉を 暴走させる必要が生じます。それまで動力炉を守りきるために仲間は全員玉砕。ルーシェが全身全霊ガンマレイ撃って虚空へ消えるシーン、イングヴェイの敗北シーンなんかは泣けます。また読みたくなってきたな。

一方封印されたDSは地獄で悪魔と取っ組み合ってました。悪魔側の顔見せしたあたりでWJ本誌へ呼び戻され、なんと時間軸を4年先にずらして話を仕切りなおすことに。
当時のWJは部数が落ちてきてて結構必死だったらしいですね。ということで、ハギーを富樫待遇(4週に1回だけ連載)で呼び戻すことに。ハギーは嫌だったっぽいですが、なんだかんだでしばらく連載してました。

結局4年後の話をなんとか終わらせ、DS封印中の話に戻ったあたりで今停滞してます。4年後の話は無理やり書かされたんだろうなぁ感満載なのでアレですが、いいシーンも結構ありますぜ。
「どーせ俺が勝つ」 みたいな、DSの性格がとてもよくわかるシーンとかな!
ベルゼバブの会話シーンが長かったのも個人的には良かったです。ウリエル戦は完全にぐだってましたが、「今のテメェは悪かねぇよ」 とか言うセリフが出てきたあたりは評価。

しかし4年後を真面目にみてる限り、イングヴェイとか生きてるっぽいんですよねぇ。 お前死んだろ!みたいな。メシアとやらのパワーで生き返ったのかな。イエスも復活して第一の奇跡を行うことにより最強の男を二人甦らせたしな。最強なら一人だろ!とか、第一の奇跡は行ったけど第二はなかったとか色々ありましたね。
ちなみに最強の二人はブルース・リーと宮本武蔵です。刃牙とシャーマンキングを足して二で割ってないやつですね。

いやーほんと、箱舟編がクライマックスだったなぁという感じの漫画ではあります。面白いんだけどね、いかんせん完結しなさそうなのが。
箱舟編のとこだけ買おうかなぁ。本当に熱い漫画だった。
今は地獄でガブリエル探してたと思います。あっこから進んだかは知らん。 
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