(´・ω・`)ジョック!またお前か!



 
いつものジョニー・デップです。この人、パイレーツオブカリビアンでもチョコレート工場でもアリスでも変人の役ですよね。得意なんかしらと思ってたんですが、こないだの記者会見欠席の言い訳が「チュパカブラに襲われた」だったので多分素でもあんな感じなんでしょうね。あのキムタクが何やってもキムタクになる感じのアレ。
トランセンデンスとかもありますけどね。ハイ。

チョコレート工場と言えば、アレはいい映画化でしたね。金曜ロードショーかなんかでやってたので作業しながら片手間に見たのですが、アレを映像化できるのはすごい。
原作を子供のころ何度も読んだんですけど、特段不満はなかったです。

チョコレート工場は、チャーリーって言うスゲェ貧乏な家の子供が主人公なんですよ。映画は細かいところまで覚えてないので原作の話しますけど、とにかく貧乏なんです。
チャーリーは毎年誕生日にチョコをもらうんですよね。貧乏だから1個しかもらえない。で、そのチョコをまず最初の何日かは眺めるんですよ。それから毎日少しづつ少しづつ惜しみながら食べていくんです。
ロアルド・ダールのここの描写はすごかったですね。どれだけ大事にチョコを食べているのかっていう描写を細かく述べていました。

そんな折り、チョコレートの中に入ってるチケットを当てると工場へご招待!っつーキャンペーンが始まるんです。御多分に漏れず、チャーリーも買うわけですよ。まあ当たりませんね。
それを見てたじーさんが、孫のためにへそくりを出して、チョコを買ってくれるんです。貧乏なのにね。でもやっぱり当たらない。
ここで当たらないのはすげーなーと個人的に思うんですよ。チョコを大事に食べる描写までわざわざ書いて、とにかくスゲェ貧乏なんだぞって言っておいて、でもその貧乏な中でようやく出したお金では当たらない。
この後チャーリーは半クラウンを道端で拾い、そのお金でチョコを買ってチケットを当てます。貧乏とチョコを当てることの間にマジで因果関係がありません。たまたま拾ったお金で当てるんです。全ては運のめぐり合わせいに過ぎない。

当てたときの描写もいいですよね。周りの大人がやれ金を出すだのやれマウンテンバイクをあげるだの、すごい勢いで寄ってくるんですよ。完全にWHFでガイギンガを当てた小学生です。その中で、一人だけ紳士がいて、可及的速やかにそれ持って家に帰れよな!つってチャーリーを店から出すんです。情景が目に浮かびます。
この序盤の描写がとんでもなく秀逸だと個人的には思うんですねぇ。

モルデカイ?微妙でした。やたらと下ネタが多くて、家族連れに思わず同情しました。

いや、なんというか2時間映画にしてはストーリーが弱いんですよね。あらすじを読んだ限りでは多分これせりふ回しを見せるためだけの映画なんだろうなぁと思って観に行きまして、案の定そうだったんですが、肝心のセリフ回しも言うほど面白くなかったアレ。

モルデカイの召使いのジョックはスゲェ良かったです。すぐ女に手を出すたちでね。
モルデカイがアメリカのホテルについて、朝方、あんまり隣がアンアンうるさいんで内線でどなりつけるんですよ。そうすると受話器の向こうからジョックの声で「すみません、旦那様」 。ジョック!またお前か!

という感じで、小ネタはいろいろあって、それなりに面白いんですが、いかんせんストーリー自体が微妙なので金曜ロードショーで見るといいんじゃないすかね。ジョニー・デップが主演なせいで若干混んでて微妙な気分になるし。 
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