(´・ω・`)ムーピーとかいたでしょ昔



 
火の鳥って結局完結してないんですけど、それでも一応最後の話というのはあるわけです。

最後の太陽編は、過去と未来がパラレルで語られていきます。
過去編は壬申の乱の時代。いろいろあって犬頭になってしまった主人公は土地神や物の怪と会話する能力を手に入れます。しかしその物の怪たちは、大陸から襲来した仏によって滅ぼされようとしていました。
んで主人公は、信教の自由を保障する大海人皇子の側について壬申の乱を戦い抜くんですね。途中で人の婚約者を寝取ったりしながらすったもんだした挙句、犬頭から人間の頭に無事戻って終わりです。
最も、人間に戻ったことで物の怪たちとの会話はおろか、彼らのことまできれいさっぱり忘れ去ってしまっていました。ハッピーエンドだったかどうかは何ともコメントできません。

しかし未来編のラストはえげつなかったっすよ。
スゲェ未来の話で、光と影という二大勢力が争っている世界なんです。光が優勢で、影は地下に追いやられています。そんななか、抵抗軍である影の総統は、宗教組織である光の本拠地にご神体があることを知ります。そのご神体こそが火の鳥なのです。
未来編の主人公は、光の幹部に嫁いだ姉を頼って光に侵入。ご神体まで辿り着きますが、それは偽物でした。
 
結局主人公の活躍で光は崩壊しますが、脱出の際に撃たれた主人公は、総統のもとへたどり着いた直後にこと切れます。光の崩壊を知り、そして主人公の死を見た総統はこういうのでした。 
「ついに影の時代だ。宗教を作ろう。名前はエターナルだ。俺は教祖になるぞ。主人公は殉教者としてプロパガンダに利用しろ」 

本当にガクーっとくるラストでした。それまで宗教である光と戦ってきた総統が、最後の1ページでテノヒラクルーしてこれをしゃべるんですよ。

主人公?未来編の主人公は過去編の主人公の転生後でした。同じく転生したヒロインとよろしくやってると思います。ハイ。
そういう意味ではハッピーエンドなんすかねぇ。

人間が人間に見えず、ロボットが人間に見える話とかも結構ショックでしたけど、やはり印象深いのは太陽編ですねぇ。八尾比丘尼もちょろっと出てきてたと思うので読みましょう。 
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