(´・ω・`)あいぼう...ラブ・スティックか...





 
・あらすじ
誘拐やら殺人やらが発生。関連性は不明かと思われたが、実は樹海で集団自殺した人間達の恨みの対象者が被害に遭っていた。
犯人は、犯罪の神様と呼ばれた人間・・・の組織をたまたま受け継いだそのへんの人だった。

彼は樹海で集団自殺を試みるも、偶然生き残ってしまったのだ。そして集団自殺者の中には余命いくばくもなかった犯罪の神様も含まれており、その縁で組織を受け継いでしまう。
彼はこれを運命ととらえ、死んだ人間達の恨みを晴らすべく行動したのだった。


・感想
相棒、最初の頃はちょくちょく見てたんですが、今の相棒になってから見なくなっちゃいました。

今回の話はまあ・・・ぼちぼちって感じです。去年も正月SPは見たんですが、動機と犯行方法の結びつきがなんというかスゲェ雑な印象を受けるんすよね。
今回は、集団自殺者の恨みを晴らす!みたいなとこまでは良かったんですが、その手段がたまたま受け継いだ犯罪組織っつーのはどうも。
組織のNo.2が犯罪の神様を崇拝していて、神様と一緒に集団自殺を試みながらも偶然生き残ったその辺の人に全面協力するというアレなんですが、やっぱそんなことねーだろって思っちゃいます。

 雑と言えば、踊る大捜査線の2も結構あれでしたよね。3以降は見てない。
女管理官の「事件は会議室で起こってるのよ」 で強烈な対立軸が生まれたのは良かったと思いますが、ただアレも犯罪者の言ってることが良くわからなかったんですよね。
俺たちにリーダーはいない!みんな考えて行動してる!みたいなこと言いながら逃げようとしたらSATにどつきまわされ無事逮捕という流れだったかと思いますが、いかに元リーマンとはいえなぜそのような宣言に至ったのかはわかりませんでした。
あと最近、脚本家か何かが「レインボーブリッジはめっちゃ簡単に封鎖できますよ」とか言ってて笑いました。

踊るの1は良かったですね。踊る大捜査線はサラリーマンとしての警官を描いていたんですが、映画の1ではそのリーマンっぽさが薄められてしまってあまりよくなかった!って言う話もありますけどね。冒頭の「川のあっちに行けば向こうの管轄じゃ!こっち来るな!」 みたいなんはスゲェ踊るっぽさだったと思いますが。

しかし犯人はただの子供で、ゲームオーバーとかヘラヘラ抜かした主犯に対して織田裕二がプッツンした瞬間後ろから母親に刺されるつーのは衝撃的でした。おっ事件解決したやんけ!と思った瞬間に主人公刺されて倒れますからね。織田裕二が倒れるシーンの背景で母親が「逃げて!」とか叫んでんの含め、現実味があって怖かったのを覚えています。
そのあと、警官が刺されたつってんのに会議室のお偉方がさっさと退席していくのもなかなかきましたね。あの辺のシーンはきちっとドラマ版の空気を踏襲してたのではないでしょうか。
後に柳葉敏郎と織田裕二が滅茶苦茶仲が悪いという話を聞いて何とも言えない気分になりましたけど!

面白かった警察小説は・・・警官の血ですかねぇ。
3代にわたって警官になった男たちの話で、要するにガンダムAGEなんですが、2代目の死の間際のシーンに鬼気迫るものがあるんですよ。
2代目は一時期DVがひどかったものの改心したんですが、ある知らせを聞いたとたんに家を出ていくわけです。んでそれを見た奥さんが、「あの時の顔に戻っている」 つって心配するんです。
俺が書いても全然何も伝わらんのですが、あの本の中で一番好きなシーンはそこです。そんぐらい強烈なシーンでした。本当に恐ろしいことが起きるときはわかるんだ、みたいなね。
うちのばーさんも、じーさんが倒れたとき、急に嫌な予感がして二階に上がってみたら倒れてたんだよみたいなこと言うてましたしなんかあるんでしょうね。
直観を大事にしていきたいと思います。
相棒の感想じゃねぇなこれ。 
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