はい。
1.CSって賭博なの

前書いた記事が詳しいです。
ようするに参加費から賞品に使うお金を出してるとアウトということです。タカラトミーがCS向けに賞品出すようになったのはここ懸念してのことなんかなと思います。まあそりゃいい年したおっさんに見せれば「ああ俺も昔やったよ!賭け麻雀みたいなもんだろHAHAHA」という評価になるだろうなぁという感じです。
ただ違法だからやっちゃいかんということにはならんのが日本でして、実際の運用については「社会通念上問題があるかどうか」が焦点となるようです。違法でも社会通念上良ければ特にお咎めなし。
CSが社会通念上どうなのかは知りません。警察のみぞ知るって感じです。


2.CSで利益出すのはどうなの

風営法は1985年に改正されてるんですけれど、その理由の一つにポーカー賭博があります。ポーカー賭博っていうのはそのまんま、ゲーセンにおいてあるポーカーゲームの筐体でギャンブルが行われてたってことですな。こいつの封じ込めのため、この改正でゲーセンの深夜営業が規制されています。

んでそれから10年ぐらいたったころに日本にMtGが入ってくるわけなんですけれど、ポーカー賭博の影響かどうか、どうしてもカード=賭博という認識がところによってはあったようです。昔のアクエリチャンプの回顧記事に実例が載ってますね。遊んでたら店に警察が踏み込んできた!っていう話。

これはどうも山梨に限定された話じゃないようで、例えば昔、FB広島(ファイヤーボールじゃないっすよ)には「ライフカウンターに小銭を使用してはならない」的張り紙がありました。何でかって言えばもちろん、机上に小銭を並べてゲームをしていると賭博と間違われかねないため。
FB広島は日本で初めて一般店舗ビルのテナントとしてデュエルスペースを持った店でして、TCGを知らない一般客に間違って通報されないよう規則を作ったようです。
今聞くとなんじゃそらって感じの話ですが、そのころは警察に通報される可能性が無視できないほどにはあったんでしょうね。
昔は他にもTCGに対する誤解がいろいろあって、公民館を借りるときは苦労することもあったそうです。

んでまあその「CS=賭博で利益を取りに行く」っていうのはTCGが一般化してくるまでの経緯を考える限りでは、現状のまま収益化に走るのはやめたほうがいいんじゃないのかと思います。公民館使って収益化に行くのはそもそもアウトですけど、そこではなくて。結局現状のままでは賭博を利用して日銭を稼ぐという形になっちゃいますし、それはあんまり推奨されるべき事柄でもないと思うんですがそこらへんどうでしょうか。


3.DreamCS

こういう状況の中、最近彗星のように現れ彗星のように去って行ったのがDreamCSです。

1つは継続的、発展的なCS運営のためです。
現在行われているCSの多くは無利益、または赤字で行われております。
我々はこの状況に問題意識を感じております。
なぜなら、無利益、もしくは赤字で運営されている団体ではCSを開催するたびに
時間的、金銭的負担を抱える事になってしまいます。現在は多数の団体の無償の尽力により
全国的にCSが開催されていますが、これから先、時間的、金銭的負担を何らかの事情により
抱えきれなくなった団体は、CSの開催を断念せざるをえない状況が出てくると思われます。
多数の団体がそのような状況に陥った場合、全国的にCSの数が減少していき、最悪の場合には
全国からCSが無くなってしまう場合も考えられます。このような状況を未然に防ぐためにも、
CSでは適切な利益を頂いて運営する事を参加者の皆様方にご理解いたく文化を形成し、
全国での継続的、発展的なCSの運営を促進して行く事を考えております。

2つ目は、主催者のBKはCS運営を事業の一つとして、将来会社を運営したいと考えています。
これは誠に個人的な事情となってしまうのですが、上記の通り、私BKはCS運営を事業の一つの柱
として、将来会社を運営したいと考えています。
現在、様々なTCGが販売され、世界中で沢山の人々に楽しまれています。
TCGにはチェス、将棋の様な戦略性、まるで為替のような動きをするカードの値段から学べる経済性、
TCGを通して、国境を超え人と仲良くなることができ、対戦を通して相手の新たな一面を知り、
より対戦相手を好きになり、敬う気持ちを養えるスポーツの様な特性、麻雀やポーカーの様に
組み合わせと枚数からくる数学性、積み木やパズルのように自分の好きなカードを組み合わせ、
自分の好きなデッキを考えることにより養われる創造性、最先端の戦術、流行を知りそれにそれに対する
対策を考えていき、またその対策に対策を重ねた戦術が出てくる発展性、時事性。等
TCGには本当に沢山の魅力があると私は考えています。そして、私は本当にTCGが大好きで、
TCGに関することで将来仕事をし、生きていきたいと考えています。
最初はCS運営、それと上記のようなTCGの魅力に気づいていない人たちに、その魅力を伝えるための
雑誌の創刊等の仕事から発展していって、最終的には、今は世の中ではただの遊び、日本のオタク文化の一つとして
とらえられているTCGの社会的地位の向上、チェスや将棋と同じ「頭脳的競技なのだ」ということを世界に認知
していただいてもらうために尽力していこうと考えています。
今回発生した利益は、この会社を興すための準備、運営費用として、使用していこうと考えております。

**********(太字部分引用

彼らの主張を要約すると、「CSはみんなが楽しめるイベントだから安定して全国でイベントを開催できるようにするよ、それとTCGはチェスみたいなものだって認知してもらって社会的地位を向上するよ」ということで言ってることはすごく立派なんですが、実際のイベントはと言えば言行不一致のお手本みたいな感じでした。

参加費から賞品を出している限り賭博の枠から抜け出すことはできませんし、その賭博で利益を得て会社を興すというのはもうコメントのしようがありません。
そういうことを書いておきながら「文化を形成し」とも書いてあるのはすごいです。賭博で作った会社っていうのは「TCGの社会的地位の向上」という目標に全く寄与できなさそうなんですが、そうでもないんでしょうか。

人によっては「やり方は間違ってたかもしれないけど言ってることは正しいだろ」と仰る方もツイッターを見ている限りではいらっしゃるようですが、そうではなくて「言ってることは正しかったかもしれないけどやり方が間違ってただろ」というのが正確な現実認識になるかと思います。


4.まとめ

DreamCSってどうなのよ、という話でした。
CSそのものの一般的な話はまた今度。